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爽やかな香りの安心・天然「日向しょうのう」。原料は、宮崎県産のクスノキと天然水だけ。

特集・木のある暮らし × コロカルニュース
vol.0865

posted:2014.11.8  from:宮崎県日向市  genre:ものづくり / 買い物・お取り寄せ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  「木のある暮らし Life with Wood」からのニュースです。
日本の木材を活用した新しい商品、ユニークな商品、ヘルシーな商品の情報や、
木に触れる、木の良さを知るイベントやプロジェクトのことなどをキャッチ!

タンスの中の衣類を、虫食いから守ってくれる「しょうのう」。
宮崎県日向市のフジヤマスライサーさんは、
宮崎県産のクスノキだけを使った、ほんものの
天然しょうのう「日向しょうのう」を作り続けるメーカーです。
メンソールのような清涼感あふれる爽やかな香りは、天然ならでは。
タンスの中だけでなく、お部屋の防臭・芳香にも使えるほどの良い香り。
原料から加工・製造までできるだけ地産・国産にこだわり、
安心して使える木の製品を作り上げています。

「しょうのう」とはクスノキを水蒸気蒸留して得られる成分。
昔から衣類の保存には欠かせないものでした。
かつては日本の専売品として、一大産業だった
天然しょうのうですが、高度経済成長以降石油製品に
とってかわられ、今では、天然のしょうのうを作っているのは、
フジヤマスライサーさんほか、国内で3カ所だけ。
それでは天然しょうのうが出来る過程を写真でご紹介します!

原料となるクスノキ。特に九州四国地方の太平洋側に多く見られます。とても大きく育ち長生きな木です。

角材にしたクスノキを、パルプチップをつくる機械でチップ化。チップカッターでおよそ3cm大のチップにします。作業しているのはフジヤマスライサーを長年サポートしている須田さん。市場で買い付けた宮崎産のクスノキを、余すところなく使います。

チップ化されたクスノキは蒸し窯へ。高温で蒸すことで、しょうのうの成分が含まれる水蒸気が出るんです。

チップを釜に詰める須田さん。隙間なく詰め込むのがコツ。

ちなみに水蒸気ボイラーの燃料は製材時に出る大量の木っ端なのでとってもエコ。石油などは使いません。

しょうのうの成分を含む水蒸気は、パイプを伝って冷却槽に送られます。上から地下水をかけながら冷やします

冷やすことで、しょうのうの結晶が冷却槽の底に沈殿するので、それをすくいあげて結晶を取るのです。

これは「しょうのう油」。しょうのうの結晶が沈殿した後のうわばみです。しょうのうになる際にはこの油は取り除かれます。油にもしょうのう成分が含まれるので、シリカゲルにしみこませて製品化したり、分溜してアロマオイルにしたり、無駄なく活用しています。

冷却槽の底に沈殿した結晶成分を繰り返し脱水・脱油していきます。

結晶を乾燥させると、真っ白なしょうのうが出来上がります!

結晶の塊。きれいです

300年以上前から親しまれてきた森の恵みである、天然しょうのう。
「日向のかおり」では、シリカゲルの吸湿効果を加えた
「日向しょうのうシリカゲル」も作っています。
原料から加工・製造までできるだけ地産・国産に
こだわり、九州の木の良いところが詰まった製品たち。
フジヤマスライサーが運営する、オンラインショップ
日向のかおり」では、天然しょうのうのほか、
日向市で作られる国産材の製品を紹介・販売しています。
ぜひチェックしてみてください。

日向のかおり

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