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posted:2017.8.31 from:神奈川県厚木市 genre:アート・デザイン・建築
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writer profile
Kentaro Takaoka
髙岡謙太郎
たかおか・けんたろう●千葉県出身。オンラインや雑誌で音楽、カルチャー関連の記事を執筆。共著に『Designing Tumblr』『ダブステップ・ディスクガイド』『ベース・ミュージック ディスクガイド』など。インターネットがけっこう好き。
今年で11回目を迎える〈キッズデザイン賞〉。
子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン、創造性と未来を拓くデザイン、
そして、子どもたちを産み育てやすいデザインを顕彰する制度です。
応募のカテゴリーは「プロダクト」「建築・空間」「コミュニケーション」
「調査・研究」「復興支援」など、多岐にわたります。
そして、受賞作品には「キッズデザインマーク」の使用が認められます。
今年行われた第11回キッズデザイン賞では、
神奈川県厚木市にある〈株式会社日比野設計+幼児の城〉による
8件のプロジェクトが受賞しました。
受賞者の日比野設計は、幼稚園、保育園など、児童施設に特化した建築設計事務所。
これまでに490以上の園舎を手がけており、いまも依頼が
国内外から殺到しているのだそう。
今回受賞したプロジェクトは、
保育園、幼稚園等の園舎から大型遊具や幼児家具、書籍まで様々。
それでは受賞したプロジェクトをいくつかご紹介!
都市型の認定こども園〈KM Kindergarten and Nursery〉。
計画地は狭隘な上、周りの住宅と距離も近いという環境のなか、
子どもたちの身体能力を養い、発想豊かに遊びを誘発する仕掛けに富んだ園舎。
こちらの保育園〈NFB Nursery〉は、
周囲が工場に囲まれているという一見ネガティブな環境を、
ポジティブに捉え直すことから生まれたデザイン。
随所に本来なら見えないものを見せる仕掛けを設け、
創造力や好奇心を育むきっかけとなっています。
こちらの〈Ouchi-Small House for Kids〉は、
既存の園舎の一部に「ゴッコ遊びの出来る場所を作って欲しい」と
依頼を受け、子どものための小さなおうちを作ったプロジェクト。
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他、保育園や幼稚園をベースに、子どもたちの成育環境について解説した
書籍『笑顔がいっぱいの園舎づくり-幼児の城7』や、
シンプルな子ども用家具〈Youji no Shiro Furniture〉など、
子どもの豊かな成長を願うアイデアが盛り込まれた作品が受賞しました。
2017年のキッズデザイン賞の受賞作は298点。
オフィシャルサイトにて、多彩な取り組みがたくさん紹介されています。
information
株式会社日比野設計+幼児の城
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