多島美を愛でる穴場スポット。
山口県下松市の笠戸島は、
トレイルランでの島旅がちょうどいい

トレランで回れる距離感がちょうどいい笠戸島観光

自分の足で直に自然を感じられるからと、
世界的に人気が高まっているトレイルランニング。
日本でも、全国各地で地域おこしを兼ねた大会が開かれている。
そのなかで毎年リピーターを増やし、存在感を高めている大会のひとつが
〈くだまつ笠戸島アイランドトレイル〉だ。
舞台となるのは山口県下松(くだまつ)市の笠戸島。
住みよいまちランキングの上位常連である下松市から、
瀬戸内海にひょっこりと突き出す、三日月形をした12平方キロ弱の島になる。

穏やかな瀬戸内海に囲まれた笠戸島。

穏やかな瀬戸内海に囲まれた笠戸島。

例年なら2月に行われる大会は、新型コロナウイルスの影響で
残念ながら2020年に続き、2021年も2年連続で中止となってしまった。
けれども「あのコースをもう一度、タイムを気にせず回りたい」と、
大会のコースを走りに訪れるトレイルランナーも少なくない。

くだまつ笠戸島アイランドトレイルのプロデューサーである、
プロトレイルランナーの奥宮俊祐(おくのみやしゅんすけ)さんもそのひとり。
実は、この大会が縁で「くだまつ観光大使」にも選ばれている。
トレラン×地域創生にも取り組む奥宮さんに、
コースを振り返りながら笠戸島の観光スポットを聞いた。

オーシャンビューの国民宿舎でインフィニティ風呂が待っている

「笠戸島は大部分が森林で、細長く延びた形をしています。
集落は山あいに点在していて、古くからそれぞれをつなぐ山道が切り拓かれていました。
それらの古道を整備した、
島の端から端までをつなぐ『スカイ・ハイキング・ルート』もあるんですよ。
こうした島の特徴は、
トレイルランニングの人気大会の舞台になりやすい条件が揃っているといえます。
もともとは縁もゆかりもない場所だったのですが、
今ではコースの準備や、トレイルランのセミナーにかこつけて訪れるのが待ち遠しくって」

日本各地から1000名近いエントリー者を集める。

日本各地から1000名近いエントリー者を集める。

コース上からはところどころで瀬戸内海の海と島、いわゆる多島美を眺められる。
日本ではそう数の多くないオーシャンビューのトレイルだ。
西側が開けているから夕陽も抜群に美しい。

〈国民宿舎 大城〉からの夕陽。

〈国民宿舎 大城〉からの夕陽。

「なかでも好きなのが、〈国民宿舎 大城〉から眺める夕陽です。
客室からもいいのですが、ここの温泉が自分史上最高クラス。
目の前のオーシャンビューを遮るものが何もない『インフィニティ露天風呂』があるんですよ。
陽が沈めば少し先の造船所の明かりが夜景を彩って、
何ともいえない雰囲気に浸れます」

大会でもスタート・ゴールの会場として使われ、
笠戸島唯一の温泉宿として島の観光では外せない。

大城のインフィニティ風呂。大人720円、小人310円

大城のインフィニティ風呂。大人720円、小人310円

笠戸島は魚の養殖も盛んだ。
「山を走るだけでなく、海で釣りをするのも趣味」という奥宮さんは、
大城に泊まるときに、新鮮な魚介に舌鼓を打つのも忘れない。

「『笠戸ひらめ』と呼ばれる養殖ひらめが特産品で、
ランチでも夕食でもひらめ尽くし。何といっても一番はお刺身ですね。
あとはとらふぐ。ヒレを熱燗に浸したふぐのヒレ酒は病みつきになります。
笠戸ひらめが恋しくなったら、
炊飯器で手軽につくれる〈笠戸ひらめパエリアの素〉をお土産にぜひ。
養殖ひらめをはじめ、きのこやレモン、にんにく、容器のブリキ缶にいたるまで、
オール下松産のお土産なんです」

ひとつで2合分が調理できる〈笠戸ひらめパエリアの素〉は1080円。お米と一緒になったギフトセットも。写真は調理例。

ひとつで2合分が調理できる〈笠戸ひらめパエリアの素〉は1080円。お米と一緒になったギフトセットも。写真は調理例。

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