ちちぶメープルプロジェクト vol.5 採れたての樹液を味わう 和メープルエコツアーレポート
秩父の森に触れてもらうエコツアー
樹液シーズン真っただ中の1か月間に、NPOや秩父樹液生産協同組合の協力を得て、
樹液採取の現場を訪れるエコツアーを企画しました。
コロカルニュースでも取り上げていただき、
平日2日間を含む全6日間の日程はほぼ定員が埋まり、
延べ120名以上の方に参加していただきました。

今年もたくさんの方がエコツアーに参加してくれました。
私が、このエコツアーの企画に力を入れているのには大きな理由があります。
もともと、自然や森に縁のない生活を送っていた私が、
一大決心をして秩父にUターンすることを決めた最初のきっかけが、
NPOが企画した森林観察会に参加したことだったからです。

このときの私は、秩父にUターンするなんて微塵にも考えていませんでした……。
木や山に関してまったく知識がない私に、
NPOのメンバーたちは丁寧に教えてくれました。
秩父の豊かな自然だけではなく、そこに関わる人たちにも感動したのでした。
だからこそ、知識のない人にも、NPOの活動や秩父の森に興味を持ってもらいたい、
私があのとき感じた感動をほかの人も感じてくれるのでは? と思ったのです。
カエデの森を散策する
和メープルエコツアーでガイドを務めるのが、以前のコラムにも登場した
秩父のカエデの仕掛け人、島崎武重郎さんです。
島崎さんの幅広く深い知識と、経験から語られる内容、
そして巧みな話術に、参加者たちは大変興味深そうに聞き入っていました。
何を隠そう、私自身が島崎さんのトークで
すっかりこの活動にのめりこんでしまったのです(笑)。

「このツアーで“春”を感じてほしい」と島崎さん。カエデの木は、いち早く春を感じて樹液を出すのです。
今回、ツアーで訪れたカエデの森は、
ほとんどの樹液を採取している大滝の槌打というエリアにあります。
森にはカエデだけではなく、栗や朴の木など
たくさんの広葉樹がある植生豊かな天然林です。
エコツアーの日にちによって、雪が残っていたり、
寒すぎて樹液が滴り落ちるのを見られなかったりしましたが、
皆さん樹液の出るメカニズムや採り方について、熱心に話を聞いていました。
そして、木ごとに味が違うという話を聞いて、
何種類かの木の樹液の味を確認している方も!

樹液がポタポタと出てくる様子に、参加者たちは大興奮!
そして、森の中で冷えた体を温めるべく、お楽しみのティータイム!
まずは採れたての樹液を味わいます。
そして、島崎さんが最初に感動したという、
カエデの樹液だけで淹れた紅茶が提供されます。
自然の甘さと温かさが染み入ります。
暖をとるために用意した焚き火で焼く焼きマシュマロは、
子どもだけでなく大人にも大人気でした。

アウトドアといえば、焼きマシュマロ!? 焚き火で焼いたマシュマロとメープルの相性は抜群。