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“摘み草料理”で地域おこし!
もち食文化のまち・岩手県一関の
〈京津畑 やまあい工房〉

東北の田園 一関&平泉
これから始めるガイドブック
vol.014

posted:2018.10.5  from:岩手県一関市  genre:食・グルメ / 活性化と創生

PR 一関市

〈 この連載・企画は… 〉  岩手県南の岩手県一関市と平泉町は、豊かな田園のまち。
東北有数の穀倉地帯で、ユニークな「もち食」文化も根づいてきた。
そんなまちの新しいガイドブックとなるような、コンテンツづくりが始まった。

writer profile

Kiyoko Hayashi

林貴代子

はやし・きよこ●宮崎県出身。旅・食・酒の分野を得意とするライター・イラストレーター。旅行会社でwebディレクターを担当後、フリーランスに転身。お酒好きが高じて、唎酒師の資格を取得。最近は野草・薬草にも興味あり。

credit

撮影:水野昭子

一ノ関駅から北東に車を走らせること約1時間。
「京津畑(きょうつはた)」という、どことなく響きの美しい地名の場所が。
聞けばこの場所、源平合戦で敗れた京出身の平家落人が、
逃げのびて住みつき、開墾したことから、このような地名になったという俗説が。

この京津畑、一関の中でも特に山深いといわれる場所にもかかわらず、
近年じわじわとその名を広げつつある。

京津畑の風景。

その認知拡大の一因となっているのが、
毎年11月に開催されるフードイベント〈食の文化祭〉。
京津畑の全住人による手づくり料理やおやつを、
レシピや、語り継がれた伝統と一緒に展示し、
最終的には訪れた人に無料(!)でふるまうという、太っ腹すぎるイベントなのだ。

開催日には、120~130人といわれる集落人口の7~8倍にもなる京津畑ファンが
県内外から訪れ、展示された250種もの郷土食の作品が
祭り最後の大試食会には、あっという間になくなってしまうのだとか。

また、郷土食の発信や、一関に住む高齢者、出歩くのが難しいエリアに住む人へ
食の支援を行う〈農事組合法人 京津畑 やまあい工房〉も、
この地の名を知らしめる大きな要因となっている。

小学校の廃校を利用した〈京津畑交流館 山がっこ〉。ここに拠点を置くやまあい工房は、食にまつわる業務を担当。施設は宿舎としても活用されている。

小学校の廃校を利用した〈京津畑交流館 山がっこ〉。ここに拠点を置くやまあい工房は、食にまつわる業務を担当。施設は宿舎としても活用されている。

やまあい工房は、食の文化祭をきっかけに、集落の女性によってスタート。
平成14年の設立以来、地元産の食材を使用したお弁当や惣菜の配達、
移動販売、道の駅への卸しなどを行っている。

そのパワフルな活動は年々厚く支持され、
〈全国ご当地もちサミットin一関〉に出品した「やまあいのお雑煮」はグランプリを獲得、
農林水産省の〈食と地域の『絆』づくり〉(全国19都道県24団体)でも
岩手で唯一選定されるほど。
近年は一関市主催のプロジェクトにも関わっており、
首都圏に住む、食に関心の高い人々を工房に招いたりしているそうだ。

話をうかがったのは、やまあい工房事務局の伊東幸子さん。

話をうかがったのは、やまあい工房事務局の伊東幸子さん。

「ここには腕自慢のお母さんたちがいっぱいいるんです。
この地域ならではの郷土食で、地域おこしできればなあって。
最初は地元食材を使った漬け物の販売から始めたんです」(伊東さん)

保存料、着色料、化学調味料を使わず、放射線検査を受けた安全な食材のみを用いてつくられる加工品。素朴な味わいが人気を得て、夏と冬に販売するギフトパックも好評なのだとか。

保存料、着色料、化学調味料を使わず、放射線検査を受けた安全な食材のみを用いてつくられる加工品。素朴な味わいが人気を得て、夏と冬に販売するギフトパックも好評なのだとか。

ここで、お母さんたちのつくる料理の一例をご紹介。

煮魚、焼魚、鱈のフライ、ヒジキ煮、ポテトサラダ、フキの佃煮、
ウドのきんぴら、ハコベの卵焼き、キクイモの葉の天ぷら、
イタドリとミズの実の酢の物、スベリヒユとキュウリの辛子和え、
京津畑の“むかしおやつ”のがんづき、げんべた――

なんだか、耳慣れない食材や料理もちらほら。
京津畑で採れる山菜や野草を多用しているのも、やまあい工房のメニューの特徴。
これには、江戸時代に生きた一関生まれの医者、建部清庵(たてべせいあん)に関係が。

建部清庵ってどんな人物?

たびたびの冷害に見舞われた江戸期の東北地方。
飢饉による死者や、食べるものがなく野草を口にして中毒をおこす人を減らすため、
植物の育成と知識を広めるための『民間備荒録』を発行した人物だ。
工房では、この清庵の書籍にある野草を取り入れたメニューを積極的に提供している。

スベリヒユとキュウリの辛子和え。酸味のあるスベリヒユを入れることによって、酢の物のような味わいに。

スベリヒユとキュウリの辛子和え。酸味のあるスベリヒユを入れることによって、酢の物のような味わいに。

「私たちのつくる料理自体は単純なものなんですけど、
野草の薬効なんかがおもしろいんですよね。
一関出身の清庵が江戸期にそんなことをやっていたとあれば、なおさらやらなきゃって。
一関だからこそできる地域おこしだと思っています」(伊東さん)

オメガ3脂肪酸が多く含まれるスベリヒユ。トルコ、ギリシャなどでもよく食べられる野草なのだとか。

オメガ3脂肪酸が多く含まれるスベリヒユ。トルコ、ギリシャなどでもよく食べられる野草なのだとか。

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京津畑ならではの摘み草弁当

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野草を取り入れた「清庵弁当」とは?

工房では、その名も「清庵弁当」という建部清庵にちなんだ弁当も手がけている。
9つの仕切りに、バランスよく、味わいよく、彩りよく、
清庵の著書に登場する野草や、地元食材を用いた料理が盛られている。

清庵弁当。右上から時計回りに、岩魚の甘露煮、ウドのきんぴら、葛の新芽・キクイモの葉・ミョウガの天ぷら、スベリヒユとキュウリの辛子和え、ポテトサラダとハコベの卵焼き、いわい鶏唐揚げ、葛花稲荷寿司、イタドリ・ミズの実・ウド・フキの酢の物、やまあいのぼたもち。

清庵弁当。右上から時計回りに、岩魚の甘露煮、ウドのきんぴら、葛の新芽・キクイモの葉・ミョウガの天ぷら、スベリヒユとキュウリの辛子和え、ポテトサラダとハコベの卵焼き、いわい鶏唐揚げ、葛花稲荷寿司、イタドリ・ミズの実・ウド・フキの酢の物、やまあいのぼたもち。

お弁当には料理名、使用している野草、効能が書かれた紙が同封されている。
料理を口にするとき、野草が持つ香り、食感、薬効を噛みしめながら
味わえるというのも楽しい!

この日は一関市内の団体からオーダーが。
季節によって採れる野草が違うので、時期を変えて注文する人もいるのだとか。

腕自慢のお母さんたちがつくる料理とあって、味わいは折り紙つき。
ボリューム満点で、満足感もたっぷり。
たくましく生きる野草を体にとりこめば、
なんだか不思議とパワーがみなぎってくるようだ。

これからお届けする清庵弁当。

工房では月に数回、80歳を過ぎた会員にも参加してもらい、
食材の加工を手伝ってもらっているそう。
取材の日も、会員のおばあちゃんたちのにぎやかな笑い声が飛び交い、
塩漬けしていたフキの皮を楽しそうにむく姿が。

「家にいればテレビばっかり。こういう輪の中に入ってお仕事させてもらっていると、刺激があって元気になるね。若い人たちと一緒に働くから、やっぱり気持ちが違うの」と90歳近い会員が話す。

「家にいればテレビばっかり。こういう輪の中に入ってお仕事させてもらっていると、刺激があって元気になるね。若い人たちと一緒に働くから、やっぱり気持ちが違うの」と90歳近い会員が話す。

1日の仕事を終えて、「ああ楽しかった~!」と帰っていく会員の皆さん。
やまあい工房は、高齢者の楽しみの場所にもなっているようだ。

会員のみなさん。

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やまあい工房が手がける“もち”

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やまあい工房がつくる、こだわりの“もち”

ところで、一関といえば“もち”のまち。
もちの食べ方の多様さは全国一といわれるほどで、
〈全国ご当地もちサミットin一関〉、〈全国わんこもち大会〉、〈もちりんピック〉、
〈もちくらべバイキング〉といった、もち関連のイベントが多く開催されている。

※一関のもち食文化については、こちらの記事もぜひ。

やまあい工房でも、もち料理は欠かせない。
ぼたもち、ヨモギ大福、納豆もち、ショウガもち、クルミもち、あんこもち――
季節やオーダーによって、ありとあらゆるもちをこしらえている。

つくりたてのぼたもち。京津畑の生産者がつくった小豆、または十勝の小豆を使用。もち米も、もちろん一関産。

つくりたてのぼたもち。京津畑の生産者がつくった小豆、または十勝の小豆を使用。もち米も、もちろん一関産。

もち米を蒸すいい匂いが工房内に広がり、
“もちつきのプロ”の異名を持つお母さんが、蒸かしたてのもち米をついてく。

「ぼたもち用のもちは、お米の粒を残してつくので、“半殺し”。
大福は米粒が残らないように100%つくから、“皆殺し”っていうの」

ぼたもち用の、半殺しのもち。

ぼたもち用の、半殺しのもち。

笑いながら教えてくれたもちのつき方は、あまりにも物騒なネーミング!(笑)
とはいえ、いい得て妙。
米粉などは使わず、都度もち米を蒸かすところから始め、
もち料理にあわせてつき方を変えていく。
効率ではなく、おいしさへのこだわりを貫いているのが、なんだか頼もしい。

ヨモギ大福用のおもちは、皆殺し。ヨモギはあくが強いので、茹でて何度も水にさらし、きれいな緑色になってからもちに投入する。

ヨモギ大福用のおもちは、皆殺し。ヨモギはあくが強いので、茹でて何度も水にさらし、きれいな緑色になってからもちに投入する。

現在は便利なもちつき機が普及し、杵と臼でもちをつく機会は少なくなり、
さらにはもちをつくこと自体が減ってきているそう。

「子どもたちが小さいときは、家でもよくついたよ。
昔は杵と臼でついたんだけどね。味は違うし、塩梅も違うもの。やわらかさとかね。
今は、おもちをついたことのない若い人もいるからね。
もちが入用のときは、頼む人のほうが多くなったよね」

ヨモギ大福。

一関のもち文化も、だんだんと状況が変わりつつあるが、
それでも深く深く生活に根づいたもち食は、節目節目にきちんと息づいている。

「やっぱりもちっていうと、一番のご馳走のような気がするのね。
だから事あるごとにもちついて。祝いでも、死んでも、送り目でも。
人が亡くなったときは“悔みもち”っていってね、
お葬式の前とか、火葬さ行くときに食べさせるの、来た人みんなに。
だから工房への注文も、1升2升じゃにゃーんだもん。1斗もつくときがあって。
このもちつき機で5回つくんだ。
朝早くに届けないといけないときは、大変!」

もちつきのプロのお母さん。彼女がつくもちは、かたすぎず、やわらかすぎず、ちょうどいい塩梅なのだとか。

もちつきのプロのお母さん。彼女がつくもちは、かたすぎず、やわらかすぎず、ちょうどいい塩梅なのだとか。

もちにまつわる語り草はたくさんあるようで、
80歳の会員からこんな話を教えていただいた。

「もちをいっぱい食べる人はねえ、お仕事もいっぱいできるんだって。
私の家の隣のご主人は、お見合いのときに
大きなぼたもちを9つ食ったんで、仙台からお婿さんにきたの。
丈夫な旦那さんになれるな! って皆から惚れられて(笑)」

会員のお母さんたち。

お盆、正月、ご祝儀、大切な行事、遠方からお客さんが来たときのおもてなしに。
ハレの日だけじゃなくて、忌むときも。
節目には欠かせない、象徴的でもある一関のもち食文化。
食べる機会が減っているとはいえ、
いかに一関市民にとって大切なものであるかが伝わってくる。

「たくさんは食べられないけれど、
いろんな味わいのもちを少しずつ食べる文化っていうのはいいですよね。
かたくなっても温めればやわらかくなって食べられるし、保存もきくし。
大事な行事にもちはつきもの。
この地域の文化としては残したいですよね。
やまあい工房でも外せないものです」(伊東さん)

工房で時々つくられる草もちの元祖「ごんぼっぱもち」は、オヤマボクチという植物の葉を乾燥させて混ぜ込んだもの。シナミ(弾力)があり、ヨモギよりも野趣あふれる香りのもちになる。写真はオヤマボクチの葉。

工房で時々つくられる草もちの元祖「ごんぼっぱもち」は、オヤマボクチという植物の葉を乾燥させて混ぜ込んだもの。シナミ(弾力)があり、ヨモギよりも野趣あふれる香りのもちになる。写真はオヤマボクチの葉。

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野草料理に込めた思い

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摘み草料理の原点は“ままごと”

前述したように、野草をふんだんに使用するやまあい工房のお惣菜だが、
立ち上げ当時から野草料理を取り入れていたわけではなかったのだとか。

「昔から、山菜や野草を天ぷらにして食べたりはしていたんです。
あるとき、たまたま新聞で摘み草の勉強会があるのを知って参加して、
そこで初めて建部清庵のことを知って。
摘み草を勉強するようになって、ああ、こんな栄養素や効能があるんだ! って。
こんな自然豊かな場所だし、これは使わない手はない! と思ったんです」(伊東さん)

清庵の著書に登場する野草たち。右上から時計回りに、ミョウガ、葛の新芽、キクイモの葉、山椒の葉。

清庵の著書に登場する野草たち。右上から時計回りに、ミョウガ、葛の新芽、キクイモの葉、山椒の葉。

キクイモの葉と、葛の新芽を天ぷらに。キクイモの葉をほおばれば、ほんのりキクイモの香りが。

キクイモの葉と、葛の新芽を天ぷらに。キクイモの葉をほおばれば、ほんのりキクイモの香りが。

それ以来、やまあい工房のメニューに摘み草料理を加え、
野草が持つ力、薬効の発信だけでなく、
一関生まれの偉大な医師、建部清庵の認知拡大にも力を注いでいる。

2018年には、伊東さんを含む建部清庵顕彰会の有志が集まり、
一関市内で、毎月1回〈摘み草カフェ〉を開催。
清庵の書籍に出てくる野草をひとつ取り上げ、
学名から生態、効能、食べ方、利用法、注意点といった勉強会を行うのだそう。
これまでに、ヨモギ、イタドリ、葛、ドクダミの会を開催し、
常連客もつくイベントになっているようだ。

葛の花。花を摘み、湯にくぐらせて甘酢につければ、色鮮やかな葛花の酢漬けになる。

葛の花。花を摘み、湯にくぐらせて甘酢につければ、色鮮やかな葛花の酢漬けになる。

「ヨモギの回では、もぐさをつくってお灸体験をやってみたり。
葛の回でも、花を乾燥させて粉にして、ハチミツで練って、丸薬をつくったり。
食べるだけじゃなくて、いろんな野草の使い方が学べる会なんです」(伊東さん)

野草がもつパワーや効能への造詣が深い伊東さん。さまざまな場で野草を用いた料理や体験を提案している。

野草がもつパワーや効能への造詣が深い伊東さん。さまざまな場で野草を用いた料理や体験を提案している。

この活動の原点は、
伊東さん自身の子ども時代の体験にあるという。

「私の摘み草の原点は、“ままごと”なんです。
小さい頃、友だちと草花を刻んだり、飾ったり、これをグツグツ煮るとか、
そういうのが楽しくて、一生懸命やっていたことを思い起こすんです。
この清庵弁当も、じゃあ何を摘んでこようか、これをどうしようかって。
同じなんですよね。ほんとにもう楽しくって!
そういうことをやった思い出がある人は、
私たちの活動を理解してくれるんじゃないかなって思うんです。
ましてや、摘み草の薬効薬徳を知れば、
なおさら一関でやることに意味があるというか」(伊東さん)

清庵の継承と、摘み草を使った地域おこしが
自然体で広まり、そういう理解者を増やしたい。
だけれど、なにより自分たちが一番楽しんでやっているという伊東さん。

「やまあい工房で郷土食の継承をやりながら、
ゆくゆくは地域全体とつながって、大きな地域おこしをするとなれば、
清庵と摘み草というものが、ひとつの強力な方向になるんじゃないかと
私は信じているんです」(伊東さん)

伊東幸子さん。

やまあい工房の活動が年々認められ、要望が多くなり、それに応えたいと思う一方で、
工房を支える彼女たちも年々歳をとり、負担が大きくなりつつある。

「若い人がひとりでも、ふたりでも入って、
どうにかこの活動をつなげていきたいなあとは思いますよね。
定年を迎えてこっちに帰ってくる予定の人もいて、すごく楽しみに待っているんです。
そういう人たちがいつ帰ってきても、
工房のような場所が残っているという状態をなんとかつなげたいなあって思って。
精一杯、その日その日をやってますね。
お母さんたちにも頑張ってもらっています」(伊東さん)

テキパキと作業を行う会員の皆さん。

山深い京津畑で暮らすには、それなりの覚悟がいる、と伊東さん。
でも、例えばお金がなくても、自分で米や野菜をつくることだってできるし、
山菜の時期になれば採って売ることだってできる。
考え方を変えてみれば、なんでもできて、豊かに暮らせる場所なのだという。

「なんでこんな山の中で暮らしてるの? って思われるかも知れないけれど、
ここを愛して、ここで地域をつないできてくれた人たちがいるんです。
雪深いこの地でね、昔の人は本当に大変な思いをして暮らしてきたと思うんです。
そんな先人の息遣いみたいなものを感じながら、京津畑の暮らしや、よさを、
私たちもまた次の世代につなげたいな、って思いですね」(伊東さん)

かつては、山奥の辺鄙な場所の代名詞だったという京津畑。
だけれど、彼女たちの活動が実を結び――

「昔は京津畑っていえば『えー、あの京津畑?』と言われたもんだけれど、
ここんとこは地域おこしを一生懸命やってるって認められて、
そんなことを言う人もいなくなってきたよね」(スタッフのお母さん)

京津畑を車で走れば、あちらこちらで見かける色とりどりの花々。この地で暮らす人々の細やかな気配りや、暮らしを豊かにしようという思いが感じられる。

京津畑を車で走れば、あちらこちらで見かける色とりどりの花々。この地で暮らす人々の細やかな気配りや、暮らしを豊かにしようという思いが感じられる。

U・Iターン者によって土地の魅力や価値が再発見され……という話はよく聞くけれど、
伊東さんたちのように、その土地のよさや価値を自ら見出し、
発信し、周囲に認められるのは、なかなか稀有なことではないだろうか。

きっとそれは、京津畑のことを誰よりも深く考え、愛して、ときには憂いながら、
ここでの暮らしをまるごと楽しんでいるからこそ、成しえるのだと思う。
伊東さんたちの強い思いは、心を込めたお弁当やお惣菜と一緒に、
ますます多くの人のもとへ届くに違いない。

花畑。

information

map

農事組合法人 京津畑 やまあい工房

住所:岩手県一関市大東町中川字上ノ山59-2

TEL:0191-74-4888

web:https://www.kyoutuhata.com/

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