連載
posted:2015.8.10 from:香川県小豆郡土庄町 genre:暮らしと移住
〈 この連載・企画は… 〉
海と山の美しい自然に恵まれた、瀬戸内海で2番目に大きな島、小豆島。
この島での暮らしを選び、家族とともに移住した三村ひかりが綴る、日々の出来事、地域やアートのこと。
writer profile
Hikari Mimura
三村ひかり
みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。
http://homemakers.jp/
うちの娘の最近の愛読書は、ドラえもん。
暇さえあればドラえもんを読んでいて、
「“もしもボックス”があったらドラえもんがいる世界にしてほしいなぁ」
「“あべこべクリーム”があったら、お父さんがお母さんで、お母さんがお父さんだね」
とか道具の話をよくしてます。
そんないろは(娘)にピッタリのワークショップ
「和菓子の寺子屋 第1回 オリジナルどら焼きをつくってみよう!」
が開催されると聞いて参加してきました。
企画をされたのは、〈ポンカフェ〉さん。
ポンカフェは、小豆島の蒲生(かも)地区にあるカフェ。
1年ほど前にオープンし、この4月からは店長さんが替わり、
寺子屋カフェとしてリニューアルオープン。
カフェと子どもたちに勉強を教える寺子屋を同じ場所で開いています。
そんなポンカフェで開かれた第1回目の子ども向け食のワークショップ。
先生は、京都で和菓子づくりをされている〈ひふみ堂〉のおふたりです。
どら焼きづくりを始める前に、まずは素材のクイズから。
机の上には、粉やら豆やらこれなんだろうという素材がずらり。
これなんだ? と聞かれると私たち大人でさえ、ちょっと考えてしまいます。
大豆、小豆、黒豆、白いんげん豆……。
こうやって素材を並べて、見てみる、触ってみる機会って
大事だなとあらためて思いました。
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クイズに続いて、どら焼きづくり。
先ほどの素材でできた、あんこ、わらびもち、抹茶団子、それからバナナにクルミ。
好きな具を選んで生地にはさんでオリジナルのどら焼きをつくりました。
完成したオリジナルどら焼き。
自分のつくったどら焼きに名前をつけて発表。
そしてようやくいただきまーす!
島で暮らす子どもたち。
この島には豊かな自然、海や山がすぐ近くにあって、
食べるものを育てている田んぼや畑もとても身近です。
そんな環境の中で、それらとの接し方、使い方、遊び方を、
その方法を知ってる大人や先輩が少し教えてあげることで、
子どもたちはより深くいろんなことを感じながら、
よりたくましく育っていくんじゃないかな。
子どもが学ぶ機会。
地域の中でもっともっと増えたらいいなと思います。
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