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お野菜を食べてくれる人に直接届ける

小豆島日記
vol.116

posted:2015.7.27  from:香川県小豆郡土庄町  genre:暮らしと移住

〈 この連載・企画は… 〉  海と山の美しい自然に恵まれた、瀬戸内海で2番目に大きな島、小豆島。
この島での暮らしを選び、家族とともに移住した三村ひかりが綴る、日々の出来事、地域やアートのこと。

writer profile

Hikari Mimura

三村ひかり

みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。
http://homemakers.jp/

野菜を介して人とつながっていく

小豆島で野菜を作り始めて2年半。
まだまだわからないことだらけ。

どうして葉っぱが枯れてしまうんだろう。
どのタイミングで収穫したらいいんだろう。
なんで発芽しないんだろう。

栽培だけでも毎日毎日そんなことばかり。
疑問に思っては、本やネットで調べて、やってみて……その連続です。

そんな風に育てたお野菜を、どうやって食べてくれる人に届けるか、
どうやって販売するか。
それもまだまだ試行錯誤中です。

お野菜を段ボールにつめて旬野菜セットとして配送したり、
島内のレストランやカフェに配達に行ったり。
定期的に毎週、隔週でお野菜をお送りしたり。
少しずつですがお野菜のお届け先が増えてきてとてもうれしいのですが、
何種類ものお野菜を収穫して選別して梱包してという作業は
とても手間がかかるので、このまま進めていけばいいのか、
もっとやり方を考えたほうがいいのか、日々考えながら作業。

配送や配達以外に、マルシェなどでお野菜を販売することもあります。
先日、高松にある〈まちのシューレ963〉というお店で行われた
マルシェにも参加してきました。
まちのシューレ963は、地元香川県や四国のものを中心にした
食材、生活雑貨などを販売するライフスタイルショップ。
香川で暮らすようになり、私たちも何度も訪れているお店です。

マルシェでお野菜とオリジナルのポン酢を販売。

まちのシューレ963さんの緑がいっぱいの庭。パン屋さんやかき氷屋さんなど。

「いらっしゃいませー、小豆島で育てたお野菜です」
と声を出しながら、最初は毎回緊張(笑)。
少しずつその場の雰囲気に慣れてくると、
ようやくお野菜を売ることが楽しくなってきます。

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やっぱりお客さんと直接お話ししてお野菜をお届けできるのはいい。
お野菜の特徴やうちではこんな風にして食べてますというのを伝えられる。
「このピーマンはこんな料理がいいよー」
「そしたら、それいただくわ」
そんなやりとりがうれしい。

ピーマンだけでも4種類ほど販売。それぞれの特徴やおすすめのお料理について話します。

ひとつひとつ梱包してラベルを貼って……というのはとても時間がかかります。

オリジナルのだいだいポン酢。初めてマルシェで販売。コロカル商店でも販売しています。

そしてお客さんとのつながりだけじゃなくて、
同じように野菜を栽培されている方とお話できたり、
この日は〈Sanukis(サヌキス)〉さんという
高松の八百屋さんもいらっしゃっており、野菜の販売についてお話したり。
いろんな情報や刺激をもらいます。

高松の八百屋さん〈Sanukis〉さんと。野菜についての話で盛り上がる。

お野菜の栽培も販売も、日々悩みながら試しながら。
これでいいのかなと不安になるときもあるけれど、
それでもやっぱりお野菜やその加工品などを媒介に
いろんな人とつながっていけるのはすごく楽しいし、そういうのが好きなんだなと。
そういう瞬間瞬間を大事にしつつ、自分たちの野菜の育て方、
届け方をつくり上げていけたらいいなと思います。

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