連載
posted:2015.6.15 from:香川県小豆郡土庄町 genre:暮らしと移住
〈 この連載・企画は… 〉
海と山の美しい自然に恵まれた、瀬戸内海で2番目に大きな島、小豆島。
この島での暮らしを選び、家族とともに移住した三村ひかりが綴る、日々の出来事、地域やアートのこと。
writer profile
Hikari Mimura
三村ひかり
みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。
http://homemakers.jp/
梅雨入りして1週間。
ここ数日はまさに梅雨らしい天気が続いています。
しっかりとした雨が、植物たちをぐんっと成長させてくれます。
さてさてそんな雨の中での収穫作業。
5月中旬から夏野菜の一番手、ズッキーニの収穫が始まり、
ようやく野菜の種類が増えてきました。
私たちは、自分たちが育てた野菜を何種類か組み合わせて
「HOMEMAKERSの旬野菜セット」として販売しています。
料金によって種類を変えているのですが、例えば2000円のセットで6〜9種類の野菜。
それだけの種類の野菜を年間通して揃え続けるのはとても難しいです。
畑には収穫できる野菜の種類が切り替わる端境期があります。
例えば、冬野菜の収穫が終わり夏野菜の収穫が始まる期間や、
夏野菜の収穫が終わり冬野菜の収穫が始まる期間。
今年も冬野菜から夏野菜への端境期は、
旬野菜セットを作れるほどの野菜が収穫できず……。
なので、3月中旬から5月くらいまでは販売をお休みしてました。
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6月に入り、ようやく旬野菜セットを作れるほどの野菜がとれるようになってきました。
春先に定植したレタスたち。
つややかなベビー人参。
冬の間、土の中でじっくりと育ってきたニンニクと玉ねぎ。
そして1か月ほどですくすく育ったルッコラや小松菜などの間引き菜。
収穫して洗って、袋に入れてダンボールに詰める。
うれしい時間です。
育てたお野菜を売る。
個人のお客さまにセットにして販売するのか、
カフェやレストランにお野菜を使ってもらうか、
スーパーなどに卸して販売してもらうのか……。
価格も違えば、種類も量も全然違う、いろんな売り方があります。
農家としてしっかりとした収入を得て生きていく、
そのためにまだまだ試行錯誤が続きそうです。
本格的な夏野菜の収穫シーズンはこれから。
頭でいろいろ考えつつも、まずは体を動かす!
というわけで、今日もまた畑へ。
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