暮らしの中にある伝統行事「虫送り」

長く続く地域の行事に、今年も参加。

今年もまた7月2日がやってきました。
半夏生(はんげしょう)のこの日、
私たちの暮らす肥土山地区で「虫送り」が行われました。

半夏生とは、夏至から数えて11日目頃の日。
昔は、夏至からこの半夏生の頃までに田植えをしていたそうで、
田植えが無事に終わったこの時期に、虫よけと豊作を祈願して
虫送りが行われるようになったそう。
ちなみに最近は5月上旬頃に田植えが行われます。

江戸時代から続いてきて、かれこれ350年以上。
私たち家族が参加するのは、今年で2回目です。

今年も去年と同じように、6月末に地元の子ども会で集まって火手(ほて)作り。
火手は竹で作った松明で、基本形は竹の先端に
小さく切った木片とボロ布を詰め込んで針金でぐるぐる巻きに。
親と子で一緒に作るのですが、虫送りの最後まで火が消えないようにするために、
皆、一生懸命工夫しながら作ります。

地元子ども会で火手づくり。

基本の火手の作り方。

親子で一緒に作ります。

火手の先端に詰め込む木片とボロ布をぐるぐる巻いて。

完成した火手。これを自分の家に持って帰って虫送りの日を待ちます。

当日は、家からマイ火手を持って、歩いて肥土山離宮八幡神社へ。
暮れゆく田園の中、ぞろぞろと地域の皆が八幡さんに集まる様は、
ほんとにワクワクします。

虫送り当日、マイ火手を持って家を出発。

多聞寺さんから運んできた火を持って八幡さんへ。

八幡さんへ向かって田んぼのあぜ道をぞろぞろと。

午後7時、いよいよ虫送りスタートです。
小さい子たちから順番に火をつけてもらって出発。
お父さんやお母さんと1本の火手を一緒に持って、田んぼのあぜ道を歩いていきます。

火手作りから始まって、当日の虫送りまで、
特別な行事だけど地域の皆の日々の暮らしの中にある。
こんなに美しい行事が日常の中にあり、それに家族そろって参加できること。
なんとも幸せだなと。

同級生の友人たちと。

火手に火をつけてもらっていよいよ出発。

あぜ道を列になって歩いていきます。

また来年の7月2日も、家族と友人と一緒に火手を持って田んぼを歩こう。
虫送り、これから先10年、20年、100年と続いていくことを願います。

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