連載
posted:2014.6.30 from:香川県小豆郡土庄町 genre:暮らしと移住
〈 この連載・企画は… 〉
海と山の美しい自然に恵まれた、瀬戸内海で2番目に大きな島、小豆島。
この島での暮らしを選び、家族とともに移住した三村ひかりが綴る、日々の出来事、地域やアートのこと。
writer's profile
Hikari Mimura
三村ひかり
みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。
http://homemakers.jp/
6月下旬のある晴れた日「小豆島カメラ」のメンバーが集まって、
集合写真を撮影しました。
小豆島カメラは、小豆島で暮らす女性7人と、
オリンパス、写真雑誌「PHaT PHOTO」を出版するCMS(株式会社シー・エム・エス)、
写真家MOTOKOが一緒になって進めている地方×カメラプロジェクト。
私たち島のメンバーが、それぞれの日常の暮らしの中で出会うシーンを
オリンパスのカメラで撮影し、Webサイトや雑誌などで発信しています。
夏には写真展と小豆島への写真ツアーを開催予定です。
去年末にメンバーが決まって、4月からはWebサイトとFacebookページで
1日1枚写真を公開。
3か月が過ぎ、すでに100枚近い小豆島の毎日を写した写真が公開されています。
どんなメンバーがこの活動に取り組んでいるのかわかるように、
7人の集合写真を撮ろうと言い始めてかれこれ数か月。
島メンバー7人は、役場やホテルに勤めていたり、
フリーで仕事をしていたり、主婦だったり。
日中に全員が集まれる日はなかなかなく、活動し始めてから半年経って
やっと集合写真を撮影できました。
当日は朝から坂手港に集合。
梅雨時期ですが、見事な晴れ!
海、山、オリーブの木、小豆島の雰囲気が伝えられる場所を探して撮影しました。
なんとこの日のために「小豆島カメラTシャツ」を制作。
イラストレーターのCHO-CHAN(チョーチャン)に描いてもらった“CAMERA”の絵。
小豆島の爽やかさ、みんなで活動する楽しさを感じさせてくれる、
着てるだけでとにかく元気になるTシャツ。
みんなかなりテンション高めでした。
その日は集合写真の撮影とあわせて、とあるインタビューがあったのですが、
それぞれのメンバーの生い立ちや考えてることを改めて知る機会となりました。
私たち7人のうち3人は、小豆島で生まれ育ち、
大学進学などを機に一度島を出て再び帰ってきたメンバー。
残りの4人は、いろんな縁があって小豆島に移り住むことになったメンバー。
生い立ちも違えば、いまの暮らし方も違う
ほんとにバリエーション豊かなメンバーですが、
共通してるのは、いま小豆島で暮らしていること、
女性であること、島のことを何かしら考えていること。
そして写真が好きなこと。
みんなで集まって活動することで、より大きなパワーが生まれ、
遠くまで小豆島のことを届けられる。
もちろん島メンバーだけでなく、それをサポートしてくれる都会のメンバーもいるから。
ひとりじゃないことのすごさ、楽しさを感じた1日でした。
この夏、大阪、小豆島、それをつなぐフェリーで写真展を開催予定です。
そして8月末には、小豆島を撮影してまわる写真ツアーも。
今はその準備の真っ最中。
ぜひ、夏の小豆島へ遊びに来てくださいね。
information
HOMEMAKERS
住所 香川県小豆郡土庄町肥土山甲466-1
営業時間 金曜、土曜のみ 11:00~17:00(L.O. 16:00)
http://homemakers.jp/
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