連載
posted:2014.4.14 from:香川県小豆郡土庄町 genre:暮らしと移住
〈 この連載・企画は… 〉
海と山の美しい自然に恵まれた、瀬戸内海で2番目に大きな島、小豆島。
この島での暮らしを選び、家族とともに移住した三村ひかりが綴る、日々の出来事、地域やアートのこと。
writer's profile
Hikari Mimura
三村ひかり
みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が異様に強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家を改装し、カフェをオープン。
http://homemakers.jp/
「小豆島の里山から」というタイトルでこの小豆島日記を書き始めてちょうど1年。
季節は再び春となりました。
小豆島で迎える2回目の春です。
どんどん暖かくなっていくこの季節は本当に気持ちがいい。
暖かい太陽の光、心地良い風、そして色とりどりの花々。
文句なしに最高の季節です。
1年前といまとを比べると、だいぶ状況が変わりました。
ひとり娘のいろはは幼稚園児から小学生へ。
家の改修工事が終わり、カフェの営業をスタート。
たくちゃん(夫)は1年間の農業研修を終え、知識と技術を習得。
軽トラ、トラクター、畝立て機など農作業に必要な車や機械をゲット。
いまでは、移動は基本的に軽トラ、ブイブイいわせて走っています(笑)。
さて、この春も畑で作業。
1年前に借りた畑のひとつが、ようやく作物を植えられる状態になりました。
切り株と石ころだらけだった休耕地(使われていなかった畑)。
地図で見たらほんとに小さな畑なのに、
自分たちの手で耕すとなるととてもとても大きい。
ほかの作業もしながらなので、なかなか進まず(言い訳です、笑)。
先日、島の友人たちに手伝ってもらって、やっとトラクターを入れて土をおこせました。
ふたりだとなかなか進まない作業も、友人たちが揃うとあっという間に終わります。
そして、いろはもお手伝い。
苗の定植作業など内容によっては、しっかりひとり分の仕事をしてくれる。
この1年でいちばん変わったのはいろはかも。
最近は、畑以外にもカフェの営業やその他のプロジェクトなど
やることが増え、せわしない毎日。
でも私たちの暮らしのベースは「農」。
この1年も毎日畑で土と野菜を触っていたいなと思います。
information
HOMEMAKERS
住所 香川県小豆郡土庄町肥土山甲466-1
営業時間 土曜(喫茶のみ)13:00~17:00(L.O. 16:00)
日曜(喫茶&カレー)11:00~17:00(L.O. 16:00)
http://homemakers.jp/
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