連載
posted:2014.4.7 from:香川県小豆郡土庄町 genre:暮らしと移住
〈 この連載・企画は… 〉
海と山の美しい自然に恵まれた、瀬戸内海で2番目に大きな島、小豆島。
この島での暮らしを選び、家族とともに移住した三村ひかりが綴る、日々の出来事、地域やアートのこと。
writer's profile
Hikari Mimura
三村ひかり
みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が異様に強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家を改装し、カフェをオープン。
http://homemakers.jp/
4月に入り、季節は一気に春になりました。
寒い日が続き、いつ春が来るのかなと思っていましたが、
気づけば暖かくなっていて、あちこちで桜が咲いています。
静かだった農村が、一気に色づき始めるワクワクする時期です。
そして、4月1日より「小豆島カメラ」のWebサイトもスタートしました。
「小豆島カメラ」は、以前もこの小豆島日記の中でご紹介しましたが、
小豆島で暮らす女性7人と、オリンパス、写真雑誌「PHaT PHOTO」、
写真家MOTOKOさんが一緒になって進めている地方×カメラプロジェクト。
私たち島のメンバー7人が、それぞれの日常の暮らしの中で出会うシーンを
オリンパスのカメラで撮影し、Webサイトや展示、雑誌などで発信します。
このプロジェクトの目的は、写真を通して
「見たい、食べたい、会いたい。小豆島に行きたい!」
さらには「小豆島で暮らしたい!」という流れを生み出すこと。
まずは発信することで小豆島を知ってもらう。
観光地としての小豆島ではなくて、暮らす場所としての小豆島。
毎日ここで暮らしているメンバーだからこそ撮れる写真を
お届けしたいなと思っています。
そして、実際に足を運んでもらうためにどうするか。
発信するだけじゃ、なかなか人は動いてくれない。
だから、具体的な行動につながる企画をいろいろ考え中です。
そのひとつとして、小豆島写真ツアーを考えています。
観光スポットをまわるだけじゃなくて、エリアを絞って、じっくりと歩きながら撮る。
ここでの暮らしを感じてもらう。
そんなツアーにできたらいいなと。
詳細な内容はこれからですが、この夏に実現できるように進めています。
プロジェクトを進めながら、私たち自身は日々カメラの勉強。
オリンパスさんからはカメラやレンズの提供に加えて、
来週カメラの使い方講座を小豆島で開催してもらいます。
「PHaT PHOTO」の方々や写真家MOTOKOさんからは、
外からの視点で見た写真についての意見をもらいます。
いろんなことを吸収しながら、新しい機種、レンズで試行錯誤。
カメラを持ってあちこち出かけては、撮る毎日です。
これからまずは1年間、小豆島での暮らしの写真をお届けしていきます。
information
HOMEMAKERS
住所 香川県小豆郡土庄町肥土山甲466-1
営業時間 土曜(喫茶のみ)13:00~17:00(L.O. 16:00)
日曜(喫茶&カレー)11:00~17:00(L.O. 16:00)
http://homemakers.jp/
Feature 特集記事&おすすめ記事