連載
posted:2014.2.10 from:香川県小豆郡土庄町 genre:暮らしと移住
〈 この連載・企画は… 〉
海と山の美しい自然に恵まれた、瀬戸内海で2番目に大きな島、小豆島。
この島での暮らしを選び、家族とともに移住した三村ひかりが綴る、日々の出来事、地域やアートのこと。
writer's profile
Hikari Mimura
三村ひかり
みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が異様に強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HomeMakers」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、カフェ、民宿をオープンすべく築120年の農村民家を改装中。
http://homemakers.jp/
昨年から進めてきた新しいプロジェクトが、少しずつかたちになろうとしています。
ずばり、小豆島とカメラ!
昨年の春頃から、カメラマンのMOTOKOさんと
カメラ雑誌「PHaT PHOTO」さんの企画で、
地方とカメラメーカーが一緒になって何か新しくて面白いことをできないか!
と進めてくれているもの。
オリンパスさんが一緒に取り組んでくれることになり、
いよいよ動き出したという感じです。
どんなプロジェクトなのか。
写真を撮るのは、小豆島で暮らす7人の女性。
日々の暮らしのなかで出会う、美しい景色、おいしい食べ物、優しい人々を
オリンパスのOM-D E-M5というカメラで撮影しています。
その写真を通して、
「見たい、食べたい、会いたい。小豆島に行きたい!」さらには
「小豆島で暮らしたい!」という流れを生み出せたらいいなと思っています。
私たちはプロのカメラマンでも、いわゆるクリエーターでもない。
それぞれ別の仕事をしていたり、主婦だったりします。
そうやって島で普通に暮らしているからこそ出会える、そういうシーンを撮りたいなと。
どんな写真を撮ったら、外の人が小豆島に行きたいと思ってくれるのか。
MOTOKOさんやPHaT PHOTOの竹中さんと話していくなかで、
なんとなくこんな感じの写真なのかなというのを感じ始めたところ。
少し離れて「客観的に小豆島を見る」ようにする。
趣味の写真じゃなくて、小豆島を伝える写真。
そう意識しながらとにかく撮る。
撮って、外に公開していくことで、反応を見ながら、
自分たちなりの小豆島写真をつくりあげていきたいなと思っています。
このプロジェクトの最初の発表の場が、
今週2月13日(木)〜16日(日)まで横浜で開催される「御苗場Vol.14 横浜」。
全国的なカメラと写真映像のイベント「CP+2014」と同時開催されます。
最初としては贅沢すぎる場。
ここで「小豆島カメラ女子が撮る こころシャッター写真展」として、
私たちの写真が展示されます。
島に暮らす自分たち自身が島の良さを感じ、それを自分たちの手で発信していく。
そして、写真展や小豆島への写真ツアーなどを通して、
外の人たちに小豆島に来てもらう、島のファンになってもらう。
最終的に、自分たちも含めた島での継続的な暮らしに繋げることができれば、
それは本当にすばらしいことだと思う。
というわけで、今日もまた小豆島で暮らし、写真を撮っています。
Feature 特集記事&おすすめ記事
Tags この記事のタグ