田舎で子どもを育てる

田んぼで力いっぱい遊ぶ子どもたち。

梅雨らしい天気が数日続いている小豆島。
梅雨というより夏の豪雨のような雨が降り続け、
田んぼの稲も、畑の野菜や雑草もぐんっと大きくなった。
緑が一層濃くなり、いよいよ夏がそこまで来ているのを感じます。

私たちが暮らしている小豆島の肥土山(ひとやま)というところには、
小さな田んぼがあちこちにあります。
小さなといってもそれなりの面積はあり、
なんというか田舎スケールで考えた時の“小さな”田んぼです。
大きな米農家さんがどーんと広大な田んぼで米を育てて販売するというより、
それぞれの家が田んぼを所有をしていて、
自分の家や知り合いの分のお米を育てるという感じ。
家のすぐそばにも田んぼ、幼稚園に歩いて行く時にも田んぼ。
いまの時期は青々とした田んぼがとても美しい。
そして、子どもたちは毎日のように田んぼでカエル探しをしています(笑)。

あちこちにある田んぼ。青々としたその様がとても美しい。

夕方、近所の友だちとカエル探し。毎日毎日飽きずによく探します。

その肥土山の田んぼで、先日「どろんこ遊び」がありました。
「美水(みみず)くらぶ」さんが主催してくださるイベントで、
島中の幼稚園児や小学生たちがやってきます。

美水くらぶさん主催のどろんこ遊び。幼稚園から手をつないで歩いたきた子どもたち。

美水くらぶさんは、9年前から活動されている地域の人たちのグループ。
小豆島肥土山で昔ながらの農法でお米作りをしており、
子どもたちにいろいろな体験をさせてくれます。
春のどろんこ遊びから始まり、田植え、草抜き、
秋には稲刈り・はざかけ、脱穀、そして餅つき。
1年を通して、お米を作ることがどんなことなのか、楽しみながら教えてくれます。

私たちが肥土山に引っ越してきたのは去年の10月末だったので、もう稲刈り後。
なので今年は初めてこの1年を通したイベントに参加できます。
実は親の私が一番ワクワクしているのかも(笑)。

どろんこ遊びの日は、晴れ渡った気持ちのいい日でした。
砂場のどろんこ遊びとは迫力が違って、とにかく本気。
子どもたちの表情や動きが本当に楽しそうで、見ているこっちまで興奮しました。
田んぼで駆けっこをしたり、綱引きをしたり、体全体を使って楽しむ。
遊ぶってこういうことなんだなと。

田んぼで駆けっこ。力いっぱい走ってました。

田んぼで綱引き。この風景の中で遊ぶというのはとても贅沢だなと思う。

顔まで泥んこ。

体全体を使って遊ぶ姿は本当に楽しそうでした。

そしてそれをただ見守るだけでなく、
美水くらぶの皆さんや幼稚園の先生たちも一緒に遊ぶ。
一緒に遊びながら、子どもの遊び方の幅を広げる、
さりげなくフォローする大人たちの姿がとてもかっこ良かった。

美水くらぶさんたちも一緒に綱引き。遊び方を教えてくれる。

面白い遊び道具がたくさん。黒い浮き輪みたいなものは、トラックのタイヤから抜き取ったチューブにタライをはめた手作りの遊び道具。

この日は、久々に心が震える風景を見た気がした。
大げさかもしれないけど、それくらい素敵なイベントでした。

田舎で子どもを育てるということは、いいことばかりではない。
素晴らしいこともある反面で、そもそも子どもの数が少ない、
そして教育レベルについてもよく指摘される。
そういうことはやっぱりちゃんと意識して、何らか工夫しないといけない。

それでも、いまの私たちが選んだ子育ての場所はここ。
家で働きながら、子どもとともにどう暮らしていくか、
まだまだ模索中というところかな。

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