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移住して4年目の田植え。
米づくりで感じる子どもの成長|Page 2

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.105

Page 2

家づくりと米づくりは両立できる?

回、前々回と書きましたが(記事はこちら 前回前々回)、
移住した下田で古民家を購入し、リノベーションを始めました。

窓を補修中の津留崎さんの娘さん

娘も工事に参加。いい経験となりそうです。

とはいっても、まだまだ本格的な工事は始められておらず、
片づけに想定通り以上に手間がかかり、
思うように進まない状況に焦り始めています。

そんな最中ではありますが、先日は田植えをしました。
4年目の米づくりの始まりです。

実のところ、今年は米づくりをどう進めるのか? 
ずいぶんと悩みました。ちょうど米づくりで忙しくなる時期と
自宅のリノベーションの忙しい時期が重なる。
工事は秋頃までにはある程度終わらせて、
いまの賃貸の家から引っ越しをしたい。
そうすると、リノベーションだけでもかなり忙しくなりそうです。

さらに、米づくりもやるとなると
どちらも疎かになってしまってしまうのではないか? 
米づくりは自給という目的もあるのだけれども、楽しみでもあります。

忙しくなりすぎて楽しめなくなってしまうのであれば、
例えば今年だけは米づくりを教えてもらっている
〈南伊豆米店〉にほぼ任せて、自分たちがピンポイントで関わるような、
いつもと違うやり方を模索してもいいのではないか?

そして、状況が落ち着く来年以降、また再開というのはどうだろうか? 
そんなことを漠然と考えていました。

れんげの花が咲き誇る田んぼ

春、田んぼはれんげの花畑に。れんげは米づくりにとって大切な養分でもある窒素を空気から根に取り込む性質があり、昔から稲刈り後の田んぼに種がまかれていました。ここでは地域の方がまとめてれんげの種をまいてくれます。ありがたいです。

母と娘、お互い写真を撮影中

れんげの花にくるミツバチを撮影する娘と、その娘を撮影する妻、と、それを撮影する自分。田んぼで過ごすこうした時間は、わが家にとってかけがえのない時間となっています。