menu
記事のカテゴリー

移住して4年目の田植え。
米づくりで感じる子どもの成長|Page 3

暮らしを考える旅 わが家の移住について
vol.105

Page 3

衝撃のひと言……
「そんなヒトだと思わなかった」

物件を購入することが決まり、
田植えの段取りをそろそろ始めなければという春のある日、
その思いを家族に話しました。すると娘に、
「え? 田んぼやらないの……? 
……そんなヒトだと思わなかった」
と、言われてしまったのです。

娘にとって、米をつくるということは、父親である僕が考えるよりも、
とても大きな意味のあることなのだ。そう知りました。
とてもうれしくて、そして、
すぐに諦めようとした自分が情けなくなります。

妻も毎年頑張ってくれてますが、
今年は僕がリノベーションで忙しくなる分、
がんばると言ってくれました。
そんなこんなで、家族に背中を押されてやると決めた今年の米づくり。

田植え前の段取りは、例年になく妻が動いてくれました。
自分が行けないタイミングでも、ちょいちょいと田んぼに行っては
作業をしていたようです。
また、例年になく近隣の方々や友人たちにも力を借りて、
代掻きといった田植え前の作業もこなしていました。

畦の草刈り作業

友人と共に畦の草刈りを。「今年は田んぼの除草も婦人部でがんばる!」と、友人を誘ってやるそうです。ご友人の方々、無理のない範囲でどうぞよろしくお願いいたします。

代掻き作業

「代掻き」は、水をはった田んぼの土を細かく砕き、平らに均す田植え前の仕上げの作業です。こちらも妻が知人に機械を借りる段取りをしてくれました。

さあ、田植えに向けて準備は整いました。
毎年、多くの友人たちの力を借りながら田植えをしています。
今年は、先に述べた事情もあり、
田植えの日程を組むのが遅くなってしまいました。

また、稀に見る早い梅雨に入り、田植え予定日も数日前までは雨予報。
日程を決めきれずにいました。そんなこともあり、
昨年よりだいぶ参加人数が少なそう、という状況でした。

前々日には曇り予報となり、予定どおり田植えをすることを決定。
そんなに多くの人数が集まらなくても、
集まってくれた人たちで無理せずに昼過ぎくらいまでやって、
終わらなければ別の日にでも、また家族と都合の合う人だけでやって
終わらせればいいかな? そんな気持ちでいました。

1年目の田植えでの記念撮影

こちらは1年目の田植え。いま見るとよくこの人数でやり遂げたなあ……と思ってしまうような人数で、夕方17時くらいまでかかりました。しかも、言い出しっぺの自分が途中で腰を痛めてしまい役立たずに……。集まってくれたみなさんには本当に頭があがりません。

2年目の田植えの後にみんなで記念撮影

2年目、人数も増えてきて……。

3年目の田植えの参加者たち

3年目はこんなに多くの方が参加してくれました。ありがとうございます。