47都道府県のワーストを
アプリで解決（したい）！
第６回：富山

第６回：「日本一ブラックな県、富山！」

コロカル読者のみなさん、ごめんなさい。
ワーストバスターズです。

あいさつもなしに、謝罪から入るのにはワケがあります。
前回の埼玉の貧乳ワーストを解決する「New i“Pad”」
前々回の鳥取のおっぱいの数ワーストを解決する「おっぱいっぱいカメラ」

……私たちは、おっぱいのことしか考えていないのか。
おっぱい！おっぱい！言っていれば、
いいね！いいね！って言ってもらえると思っているのか。
そんなことは、ナッシングですね。
左上の「いいね！」数に、読者のみなさんのマインドが現れています。

今回、富山のブレスト（話し合い）をしている時に、
そんな話題が出て、私たちは決意しました。

ワーストバスターズは、おっぱいから卒業します。
若者の◯◯離れっぽく言うならば、ワーバスの乳離れです。

そして新生ワーストバスターズとして、ブレストを続けていくうちに
「だんこちんこ」というキーワードが出てきました。
「たがいちがい」という意味の富山弁です。
何としても、このすばらしい音感のキーワードを生かさねば！

富山のゆるキャラとして「だんこちんこマン」という
シャツのボタンが、たがいちがいになっているヒーローつくったらどう？

……またか。おっぱいの次は、そっちにいくのか。
小学生。いや、小学生のほうがまだマシかもしれません。

さて、気を取り直しましょう。
今回の富山県ですが、住みやすい都道府県No.１だけあって、
ワーストがなかなか見つかりません。
シャワートイレ普及率No.１、高校進学率No.１、ローソンの店舗数No.１、
と、なんだか幸せそうなベストニュースばかりに目がいきます。

やっと見つかったと思ったワーストが、保育所待機児童数ワースト。
なんと０人です。これが、解決すべきワーストでないことは明らか。
ほかの都道府県も見習うべきです。

しかし欲をいえば、住みやすい県だからといって、
富山県に引きこもらないでほしい。

いうならば、富山県は、ブラックホールです。
住みやすいがゆえに、そこから離れられなくする引力を持っています。
富山で生まれた人、富山に来た人は、
ひとたび富山に吸収されると、外に出られなくなってしまう。
それはまさに、黒いスープのご当地ラーメン「富山ブラック」を
いちど食べると、クセになってやめられないのとおなじ構造です。

今回は、そんな富山のブラックな点に注目しつつ、
ワーストを解決するアプリというよりは、
富山県民に喜んでもらうアプリを考えてみました。

幸福が目に見えて実感できる「幸福指数速報」

他県からは良い県と言われるが、
自分たちはいまいち幸福を実感できない。富山県民の、生の声です。
やはり、外国に行かないと、日本の良い点が客観的に観られないように、
富山の外に行かないと、富山の幸福はわからないのでしょう。
しかし、富山の外に出るのは面倒くさい。

そこで生まれたのが、この「幸福指数速報」です。
アプリを起動すると、日本全国の天気予報を見るように、
47都道府県の幸福指数を見ることができます。
幸福を数字に変換することで、富山の人たちは、
やはり自分たちは幸せだったのだと実感できるでしょう。

ちなみに幸福指数は、経済面、精神面など、いろんなモノサシがあります。
これにより、ある幸福指数が最下位の県も、
べつの幸福指数では、まぁまぁ良いという結果になるのです。

アドリブに強くなる「脱QBK」

QBKという言葉を聞いたことがあるでしょうか？
QBKをご存知でないという方は、
2006年にドイツで開催されたワールドカップ予選のクロアチア戦で、
柳沢敦選手が決定的なチャンスを外したことを覚えているでしょうか。

その時の柳沢選手のコメント「急にボールが来たので」の略が、QBKです。
富山県民にたずねたところ、富山で最も知名度のあるのがこの柳沢選手。
そしてどうやら、富山県民はアドリブに弱いようです。
人生はアドリブの連続なので、これはマズイ！
ということで、アドリブを強くするためのアプリを考えました。

「脱QBK」はカンタンにいえば、ムチャぶりアプリです。
ダウンロードすると、定期的に
「富山県のすごいところを３分で語りなさい」とか、
「天気雨は、なぜ晴れ雨と呼ばないのか述べよ」
などと、抜き打ちの試験問題のように、ムチャぶりしてきます。

このアプリでふだんから、アドリブ力を鍛えておけば、
QHF「急に話を振られたから」なんて言わなくて済むのです。

大好きな柳沢選手のためにも、補足をいれておきますが、
柳沢選手は、じつはアドリブに強い男なのです。
QBO「急にボールを置いてから」
という柳沢選手の伝説のゴールもありますので、
[QBO　柳沢] で検索してみてください。

はがやしい気持ちを解決する「はがやしいね辞典」

「はがやしい」は、富山弁です。
腹が立つ。ムカつく。悔しい。そんな雰囲気の言葉だけど、
ちょっとだけニュアンスがちがう。そこがまた、はがやしい。
と、富山県民は「はがやしい」気持ちを語ります。

この「はがやしい」が、どんな意味か認知され、
日本中どこででも共通言語として使えれば、
富山県民は、もっと富山県から抜け出すのかもしれない。

そんな仮説をもとに生まれたのが「はがやしいね辞典」です。
このサービスの見た目は、カンタンにいうと、
私と同じ1984年生まれのマーク・ザッカーバーグが考えたFacebookです。
このアプリがFacebookより優れている点は、
「いいね！ボタン」のかわりに「はがやしいね！ボタン」があること。。

ユーザーは、はがやしいね！思ったら、「はがやしいね！ボタン」をプッシュ。
これにより「はがやしいね」数に応じて徐々に
はがやしい状態が定義されていき、「はがやしいね辞典」が完成します。

……読者のみなさん、不慣れな「はがやしい」を何度も連呼されて、
複雑な気持ちになっているのではないでしょうか。
ご安心を。じつは、その気持ちがまさしく「はがやしい」なのです。

都道府県を熱く語るブレストに参加しませんか？

さぁ今回はちょっと、はがやしい感じの記事になりましたが、
私たちは過去ではなく、未来に進まなければなりません。

そして次のワーストを解決する都道府県は、まだ決まっておりません。
そこで、コロカル読者のみなさまへご提案なのですが、
ワーストバスターズの熱くてゆる～～いブレストに来ませんか？

ブレスト会場は、神奈川県の横浜市です。
アナタの住んでいる県をハッピーにするために立ち上がってください。

すでにフューチャーしました
北海道、青森、広島、鳥取、埼玉、富山以外の県にゆかりのある方で、
しょうがない。つきあってやるか。というハートの持ち主は、
ワーストバスターズ事務局まで、お気軽にご連絡をどうぞ。
（誠に勝手ながら先着１名様とさせていただきます）

さぁ果たして、ワーストバスターズの救世主は現れるのか！？
それでは、また、お会いしましょう。アディオス。