colocal コロカル マガジンハウス Local Network Magazine

連載の一覧 記事の検索・都道府県ごとの一覧
記事のカテゴリー

odekake

淡路島で手打ちそばを味わうなら
〈淡路翁〉。
一流のそば職人が島へ!

おでかけコロカル|淡路・洲本編

posted:2016.2.26   from:兵庫県淡路市  genre:旅行

sponsored

〈 おでかけコロカルとは… 〉  一人旅や家族旅行のプラン立てに。ローカルネタ満載の観光ガイドブックとして。
エリアごとに、おすすめのおでかけ情報をまとめました。ぜひ、あれこれお役立てください。

text & photograph

Yoshiaki Tamura

田村慶明

たむら・よしあき●奈良生まれ、大阪在住。ライター&フォトグラファー。大阪のデザイン会社、印刷会社、編集プロダクションを経て2010年よりフリーで活動。京阪神を中心に雑誌やWebなどの編集・広告の制作を行う。ランニングと筋トレと旅行と陶芸が趣味。

credit

Supported by 神戸市

そば粉からつくる、こだわりのざるそば

周辺は見渡す限り山と空。
そんなな~んにもない山間に佇むざるそば専門店〈淡路翁(おきな)〉。
島のなかでも特に自然に囲まれた場所にあり、「店の場所を伝えるのが大変です」と、
広島の〈達磨〉と長野の〈安曇野 翁〉で修業を積んだ店主の三木大さんは苦笑いします。

名店での修業を経てなぜ山に? と思ってしまいますが、
三木さんは山に囲まれた大自然のなかにお店を建てたかったそうで、
この場所に巡り会うまでになんと4年の月日がかかったとか。
その甲斐あってか、季節ごとに表情を変える日本の原風景が内観の一部となって、
ほかにはない、いい雰囲気になっています。

そんな翁のそばは、完全自家製粉。
通常のそば打ちはもちろんですが、こちらではそば粉をつくるところからも自家製です。
玄そば(殻のついたそばの実)の仕入れから、
石抜き、磨き、粒ぞろえ、脱皮、石臼挽きまで三木さん自ら製粉。

ここまで情熱を込めたそばは、その味を楽しんでもらうため、
お店のメニューはざるそばのみとなっています。シンプルでありながら、
しっかりしたコシと抜群の風味が、そばをすするたびに感じられ、
「遠方まで足を運んだ甲斐があった」と誰もが納得することでしょう。

足繁く通うファンも多いようで、
一見客はなかなか入りにくいのでは、と考えがちですが、
「うちは一切予約はとっていません。
わざわざ遠い場所に来ていただいた方を優先したいですからね」と三木さん。
なるほど、それはうれしい心意気。
〈淡路翁〉を目当てに淡路島までドライブする、という人がいるのも納得です。

とにかく場所がわかりにくいのが玉に傷。唯一の目印はこの看板のみで、カーナビでは最後の道が細いため、出ないこともあるそうなのでご注意を。

information

map

淡路翁

住所:兵庫県淡路市小田1157

TEL:0799-70-4201

営業時間:11:00~15:00

定休日:月曜日(祝日の場合は営業)

http://awajiokina.com/wp/

Feature  特集記事&おすすめ記事

Tags  この記事のタグ