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「勝連城跡」
山の上に佇む
世界遺産最古の城(グスク)

おでかけコロカル|うるま編

posted:2015.9.1  from:沖縄県うるま市  genre:旅行

〈 おでかけコロカルとは… 〉  一人旅や家族旅行のプラン立てに。ローカルネタ満載の観光ガイドブックとして。
エリアごとに、おすすめのおでかけ情報をまとめました。ぜひ、あれこれお役立てください。

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「うるま時間」編集部

うるま市の素敵な旅時間を紹介するサイト「うるま時間」の編集部です。
うるま市は、沖縄本島中部に位置し、琉球ロマンを感じる世界遺産・勝連城跡や爽快な海にのびる海中道路が有名です。また、闘牛や伝統エイサーなど地域の文化など見どころも満載。
そんな、魅力あふれるうるま市を、4名の編集部員がお届けします。
http://www.urumajikan.com/

credit

写真提供:うるま市

世界遺産に青い海。これ以上の絶景、何を望もう?

うるま市の世界遺産、勝連城跡(かつれんじょうあと)。
2000年に「琉球王国のグスク、および関連遺産群」として登録され、
年間約15万人の観光客が訪れる人気の観光スポットです。
およそ600年前に建てられ、
うるま市東海岸から太平洋に突き出す勝連半島の丘の上に勝連城跡はあります。

山の上に佇む姿は端正な表情。
地域住民からは「カッチングスク」という名で親しまれています。
標高100メートルの頂上から臨むパノラマの景色は絶景。
息を切らしてたどり着いたときには、美しさに疲れを忘れてしまいます。

勝連城跡はそれぞれ役割の異なる4つの区画で構成されており、
一番高い場所にあるのが一の曲輪(くるわ:城の内外を土塁、石垣、堀などで区画した区域)、
その下に二の曲輪、三の曲輪、四の曲輪と続きます。
写真は二の曲輪で、多数見られる礎石の跡から、
当時、首里城正殿のような大きな建物が立っていたことが伺えます。

貝塚時代からグスク時代へと続き、ひとつひとつ石を積み上げ、
長い歴史を経て完成した勝連城。
城跡の石積みや、鎮座するガジュマルの木や御嶽(ウタキ:拝所)からは、
いにしえの人々の暮らしを感じることが出来ます。
村の繁栄が祈願される「玉ノミウヂ御嶽」、
火の神を祀った「ウミチムン」など神聖な場所が場内にあり、
荘厳な空気が感じられます。

実は、勝連城はまだ発掘調査と復元の途中。
その全貌はまだ明らかになっていません。
しかし、舎殿跡など、かつての繁栄を伝えるものがあったことはわかっています。
また、20メートルの高低差をうまく利用して軍事力強化につなげた四の曲輪の階段など、
グスクとしての防衛機能は他を見ても突出しています。

勝連城最後の按司(あじ:城主)として有名な「阿麻和利(あまわり)」を題材にした、
沖縄版ミュージカル「現代版組踊:肝高(きむたか)の阿麻和利」として
地元の中高生たちによる公演が行われています。
特に卒業公演では、涙なくしてみることのできないステージとして根強い人気を誇ります。

2年に1度開催される勝連城跡公演。
県外からもこの公演を目当てに訪れる人もいます。
勝連の歴史を感じながら城跡にのぼれば、
ひと味違った世界遺産を体感できるかもしれません。

城跡の麓にある駐車場内には休憩所をかねたうるま市特産品の店「うるまーる」があります。
地元うるま市の特産品や、勝連城をモチーフにしたグッズが並び、
お土産などを買うことができます。

休憩所には勝連城跡に関する知識豊かなガイドもいます。
毎週水曜の午後にはガイドと一緒に巡る無料のツアーがあり、
ガイドの方の詳しい説明が観光客にとても好評です。

さらには、「ぐしく島唄あしび」という、
三線、舞踊、民謡、エイサーなど伝統芸能満載のイベントが、
見事にライトアップされた城跡をバックに毎年行われています。
最後はみんなでカチャーシーを踊るのも定番。
この時期に合わせて旅行計画をたてるのもいいですね。

勝連城跡の繁栄と落城、歴史ストーリーの想像は膨らむばかり。
頂上では絶景を堪能しながら在りし日の「勝連城」を思う。
そんな、世界遺産の旅を堪能してみてはいかがでしょうか。

Information


map

世界遺産最古の城 勝連城跡

住所:うるま市勝連南風原3908

TEL:098-978-7373

営業時間:9:00〜18:00

定休日:年中無休

駐車場:45台
http://www.katsuren-jo.jp/

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