odekake
posted:2015.9.2 from:沖縄県うるま市 genre:旅行
〈 おでかけコロカルとは… 〉
一人旅や家族旅行のプラン立てに。ローカルネタ満載の観光ガイドブックとして。
エリアごとに、おすすめのおでかけ情報をまとめました。ぜひ、あれこれお役立てください。
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「うるま時間」編集部
うるま市の素敵な旅時間を紹介するサイト「うるま時間」の編集部です。
うるま市は、沖縄本島中部に位置し、琉球ロマンを感じる世界遺産・勝連城跡や爽快な海にのびる海中道路が有名です。また、闘牛や伝統エイサーなど地域の文化など見どころも満載。
そんな、魅力あふれるうるま市を、4名の編集部員がお届けします。
http://www.urumajikan.com/
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写真提供:うるま市
ドライブしながら綺麗な海が見たい!
そんな方にうってつけのドライブコースが海中道路です。
与勝半島から4つの島嶼(とうしょ)へ向かう全長4.75キロの橋。
道の左右に広がるエメラルドブルーの海。
その美しさに、思わず車を止めて魅入ってしまう旅人も少なくありません。
今でこそ多くの観光客や地元の方々が集まる人気スポットとして
名を馳せていますが、橋がかかるまでに長い道のりがありました。
海中道路が建設されるまで4キロはなれた平安座島と本島をつなぐ交通手段は、
干潮時に浅瀬を歩いて渡る潮川渡い(スーカーワタイ)か
満潮時に利用する渡舟しか手段がありませんでした。
島を渡る移動の不便さは計り知れず、
石をひとつひとつ積み上げて橋をつくろうとしたと語り継がれる先人の話から、
島の人々が本島と繋がることを夢見ていた切なる思いが伺えます。
いくつもの困難を乗り越え、
未来への架け橋となる美しい橋「海中道路」は完成しました。
週末は海を見ながらBBQを楽しむ家族連れや、
マリンスポーツを満喫する人で賑わっています。
また、左側の海は晴れていて右側の海が土砂降りという
「片降い(かたぶい:局地的豪雨な意味)」という現象もよく見かけます。
橋の中ほどにある「海の駅あやはし館」は、
地域の特産品「勝連もずく」「伊計島の黄金芋」や、
ビーグと呼ばれる「い草」を使ったその場所でしか買えない土産品が並び、
海の幸を味わうこともできます。
レストランでは一面の海を見渡しながら、
和洋中・沖縄料理を取りそろえたビュッフェスタイルの食事を楽しむこともできます。
ちょっぴりスパイシーなロールタコスなど、
ここでしか味わえないスナック類も見逃せません。
2階の海の文化資料館では、琉球貿易で盛んだった頃のマーラン船の模型が展示されています。
屋上のデッキから見渡す金武湾(きんわん)の景色は透明度の高く、
まるで琉球時代の貿易が盛んだったころの海を眺めているようで浪漫を感じます。
海中道路建設の歴史を思い、
橋を渡ると青の世界がよりいっそう輝いて見えます。ぜひ一度ご覧ください。
Information
海中道路
住所:うるま市与那城屋慶名~平安座
海中道路・海の駅あやはし館
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