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「蔵元カネモリ醤油」
森山勇助商店 木桶仕込み、
天然醸造の旨味の深い醤油

おでかけコロカル|島根編

posted:2015.4.17  from:島根県  genre:旅行

〈 おでかけコロカルとは… 〉  一人旅や家族旅行のプラン立てに。ローカルネタ満載の観光ガイドブックとして。
エリアごとに、おすすめのおでかけ情報をまとめました。ぜひ、あれこれお役立てください。

editor’s profile

Kaori Ezawa

江澤香織

えざわ・かおり●神奈川生まれ、東京在住。フリーライター。友人に誘われふらっと訪ねた鳥取の旅で、 その良さに感動し、以後、山陰と深く関わることに。「山陰旅行 クラフト+食めぐり」(マイナビ)著者。 食、旅、クラフト等を通じて、日本文化とものづくりを応援。

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撮影:川瀬一絵(ゆかい)

お醤油は生きている。ここへ来て、それを強く実感しました。
今では数少なくなってしまった、天然醸造の醤油を造っています。
秋から冬の間に仕込み、2〜3年熟成させて造ります。全て杉の木桶仕込みです。
100本ある木桶のうち、常時80本くらいを使っているそうです。
明治初頭、1875年の創業で、その頃からもう100年以上使っている木桶もあるのだとか。
2階へ上がってみると、ずらりとたくさんの木桶が並んでいて、その光景は圧巻です。
発酵したお醤油の匂いが、辺りに立ちこめています。
桶の中を覗いてみると、ひとつひとつがそれぞれ違った様子で生きていて、
ぶくぶく元気に泡立っているものや、
もうすっかり落ち着いて滑らかな静けさのもの、
これからがんばろうという息吹を感じるものなど、
全てに表情があり、その様子が神秘的で、見ていて全く飽きません。
夏の暑い時期を越えることで、酵母が活発になり、とても美味しくなるんだそうです。
年季の入った昔のままの建物にも味わいがあり、
元気な酵母たちがたくさん棲んでいる気配を感じます。

カネモリ醤油のある地域は、昔からきれいな地下水が流れていた場所で、
かつてはあちこちに井戸がいっぱいあったそうです。
すぐ近くには豆腐屋さんや酒蔵が今もあり、
水がきれいな証拠のひとつといえます。

蔵見学の最後には、ここで造った色々な醤油を味見させてもらえます。
ぐぐっと旨味が乗っていて、コクの深い、風味豊かな醤油です。
再仕込み醤油や、7年熟成もあります。
醤油の搾りの時期は、蔵の人が逐一味をみて確認するのだそうです。
一番確実なのはベロメーター、と蔵の人は笑いながら言っていました。
一緒に見学に来ていた小さな子どもが、醤油を一度味見したら止められなくなって、
ずっとぺろぺろ舐めていたこともありました。
ここの醤油で作った、「手造りかきもち」も密かにおすすめです。
時間をかけて天日干しし、乾燥した生地をひとつひとつ揚げた丁寧な手づくりのかきもち。
これが本当に止められなくて、ひとりでこっそり食べ尽してしまいそうな美味しさです。

Information


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森山勇助商店

住所:島根県松江市石橋町393

TEL:0852-21-2165

http://kioke.com

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