地産地消を実践する、 くつろぎの古民家カフェ。 「神音カフェ」

いたる所で日本の原風景を感じられる土地、羽咋市神子原地区。
その集落に佇む「神音カフェ」が今、県内外からファンを集めています。

店舗は築70年の古民家を改装したもの。
珪藻土の土壁、囲炉裏など、古き良き日本家屋のエッセンスを残しつつも、
若きマスターの感性がふんだんに散りばめられた空間です。

カフェのオーナー兼マスターの武藤一樹さん。
金沢の美術大学を卒業後、東京の大手CD販売店に就職し、
都内の自家焙煎の名店を巡る中で、焙煎の技術を学ばれたそう。

本格的な修業に打ち込んだのち、やがて、
「自分で野菜を育ててみたい」「田舎で暮らしたい」「人が集まる場所をつくりたい」、
という想いが膨らみ、2006年に「神音カフェ」をオープンしました。

コーヒーマイスターの資格を持つマスターは、知識も技術も一級品。こだわりのコーヒー豆を自ら焙煎し、注文が入る度にコーヒーミルで細かく挽きます。

「カシューナッツチキンカレー」。サラダ付きで900円。

コーヒーだけでなく、ぜひオススメしたいのが日替わりのカレー。
たっぷりの旬の野菜、こっくりとした濃厚な味に、多くのリピーターが訪れます。

カフェの隣の田畑では、カレーの主役になる野菜や米づくりにも取り組みます。

「何かひとつでも、一から自分で育てたものをメニューに取り入れるようにしています。
野菜市場に並んでいるものがいくら新鮮でも、
どうしたって穫れたてにはかないません。
柿だって、もぎたてが一番おいしい」

そんな話をしながら、柿を次々に収穫する武藤さん。
頬張れば、果汁がぽたり。瑞々しい甘さが口いっぱいに広がります。

カフェを訪れる客層は、実にさまざま。
「小さなお子様連れのご家族もよくいらっしゃいます。
靴を脱いで入るので、子どももくつろげるのかもしれませんね」

そう話す武藤さんも、3人のお子さんの子育て真っ最中。
武藤さん一家の暮らしぶりや、「神音カフェ」の在り方は、
シンプルな生活がもたらす魅力を発信すると共に、
地産地消に取り組む地域交流の場としての役割も果たしているのです。

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