odekake
posted:2013.7.3 from:宮城県仙台市 genre:旅行
〈 おでかけコロカルとは… 〉
一人旅や家族旅行のプラン立てに。ローカルネタ満載の観光ガイドブックとして。
エリアごとに、おすすめのおでかけ情報をまとめました。ぜひ、あれこれお役立てください。
profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
コロカルニュース担当。宮城県出身。青山ブックセンター六本木店などもろもろを経て現在フリーランスのライター/エディター。好きな宮城県のおやつは喜久福のずんだ生クリーム。
仙台のシンボルともいえる、けやき並木の定禅寺通り。
夏にはけやきの並木で涼しさを与え、冬になれば「光のページェント」が開催されます。2001年には「せんだいメディアテーク」がオープンし、市民の憩いの場となりました。
喫茶ホルンは、そんな定禅寺通りに面した、
メディアテーク向かいのビルにある喫茶店。
南インドカレーとフレンチプレスのコーヒーを提供する、
仙台では珍しいお店です。
お店では、浩次さんがカレーを、
奥様の夏海さんがコーヒーとおやつを手がける分業式です。
お二人は音楽グループ「yumbo」として活動しており、
インディ音楽界で活躍するミュージシャンです。
ホルンという店名も、夏海さんがホルン奏者というところが由来です。
浩次さんはもともと北海道の出身。仙台に引っ越してきて、
もともとは違う仕事をしていましたが、音楽活動をしながら、
レシピ本と首っ引きになって独学でカレーを作るようになりました。
そのレシピが、日本によくある北インドではなく、
南インドのカレーだったのです。南インドの料理は米飯が主食なので、
ご飯に合うカレーが多く、米どころの宮城にはぴったり。
ホルンでは毎日、8種類のカレーから、2種類を用意しています。
「チキンレバーカレー」や「小豆のトマトクリームカレー」など、
他のカレー屋さんではなかなか味わえないメニューも。いずれもすごく
爽やかで、カレー観を変えてくれるおいしさです。
夏海さんの担当であるコーヒーは、カフェが多い仙台でも
あまり例がないフレンチプレス式。岐阜の名店・山田珈琲さんから
取り寄せた旬のスペシャルティ珈琲をじっくり淹れています。
苦味や雑味がなく、カレーにもおやつにも合うまろやかなコーヒーです。
そしてホルンの店内は、昭和の純喫茶とリノベーションされた
モダンさがミックスされた心地良いインテリア。
店内のそこかしこに置いてある謎の民芸品は、夏海さんのこだわり。
お店を始める前から、古道具屋やネットオークションで
購入してきたコレクションです。
そして店内にある、アートの書籍や、マニアックなマンガやCD、
時折行われる音楽ライブ。
それらの全てが、紋切り型の「ナチュラル」や「昭和風」に嵌まらない、
喫茶ホルンのこだわりなのです。
information
喫茶ホルン
住所 宮城県仙台市青葉区立町26-17-202
電話 022-711-5520
営業時間 火曜〜土曜12:00〜21:00/日曜12:00〜19:00
定休日 月曜
http://kissahorn.blogspot.jp/
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