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Riho Abe
阿部里歩
あべ・りほ●栃木県出身。「出身は群馬だっけ?それとも茨城?」と覚えてもらえないことが悩み。好きな観光地は四国と別府。旅先での楽しみは、その街の人と話しをすること・伝統工芸品を買うこと。ガイドブックに載っていないようなものを見つけるのも密かな楽しみ。
宮城県気仙沼市は、美しいリアス式海岸に〈気仙沼港〉を持ち、
カツオやマグロの水揚げ量は日本有数。
さらに日本一のフカヒレの生産地としても有名な港まちです。
そんな気仙沼で、“港まちならでは”のお仕事体験ができるプログラム
〈ちょいのぞき気仙沼〉がじわじわ人気を集めています。
もともと市内にランドマークや観光地が少なく、
「どうしたら気仙沼に足を運んでもらえるか」と課題を抱えていた気仙沼市。
そこでバラエティ豊かな水産業のお仕事内容に目をつけて、
「気仙沼の仕事を体験できるプログラムをつくろう!」と2015年にスタートしました。
体験場所は、造船所や水産加工場など、普段はなかなかお目にはかかれない場所ばかり。
親子で参加するのはもちろん、大人同士でも楽しめるプログラムが用意されています。
当初は月に1度限りの開催でしたが、回を重ねるごとに参加者が増え、
今年の4月からは毎週末に開催することが決定!
今回は、レギュラー開催している人気のプログラムをピックアップしてご紹介します。
まず紹介するプログラムは、〈氷屋探検〉。毎日港にやってくる
魚の鮮度を保つのに必要不可欠な氷をつくる製氷所で、
重さ135キロの巨大氷がつくられる過程を見学します。
マイナス10度の貯冷庫に潜入したり、
ノコギリを使って、氷の切断にチャレンジできます。
その後は、自分でカットした氷からかき氷をつくり、
試食できるという大満足のプログラムです。
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〈造船所探検〉では、全国各地から新船建造や修理のオーダーが入る
大型漁船の造船所に潜入し、船がつくられる様子を見学します。
重さ数百トンにも及ぶ巨大な漁船。
実はただの平らな鉄板からつくられているのです!
巨大な船を近くで見学できるだけではなく、実際に作業場に入り、
造船作業に参加できるのがこのプログラムの魅力。
運が良ければ、船の内部を見学することもできるそう!
お魚好きの人におすすめしたいのが〈水産加工場探検〉。
水揚げ日本一を誇るメカジキ、カツオ、サメの加工工程と大型冷蔵庫内を見学できます。
このプログラムでは、希少価値の高い
サメの心臓のお刺身〈モウカの星〉を試食するチャンスも!
さらに夏〜晩秋のカツオの季節には、
箱詰め作業の現場やカツオの解体ショーを見学できます。
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まだまだ気仙沼ならではの体験プログラムがあります!
〈ほぼ日刊イトイ新聞〉の糸井重里さん発案のもと、東北に100個の
ツリーハウスを作ろうとスタートさせた〈東北ツリーハウス観光協会〉。
気仙沼はそのプロジェクトの活動拠点になっていて、
現在市内に5つのツリーハウスが完成しています。
それらのツリーハウスや、そのまわりで遊ぼうというプログラムが〈ツリーハウスピクニック〉。
宝探しをしながら森を散策したり、凧揚げやバードハウスづくりをしたり、
自然と触れ合いながら、非日常なアクティビティを楽しみます。
軽食やお菓子、ドリンクなどを提供するカフェコーナーも充実。
そして、最後に紹介するのが、毎回すぐに満員になってしまう
〈気仙沼いちご農家体験〉。気仙沼の隠れた名産品〈気仙沼いちご〉を
育てるイチゴ農園に潜入します。
まずは、イチゴ栽培の歴史や栽培方法を聞き、
その後はイチゴのパック詰めに挑戦!
きれいに詰められた人、規定の重さぴったりに詰められた人には、
特別なプレゼントも用意されていて、子ども大人も一緒に大盛り上がり。
イチゴの試食も大人気で、イチゴシェイクやイチゴで
チョコレートフォンデュなど、メニューはそのときのお楽しみ。
興味のあるプログラムはありましたか?
現在ホームページでは、6月までの開催プログラムを公開中!
ぜひチェックしてみてくださいね!
information
ちょいのぞき気仙沼
問い合わせ:0226-22-4560(気仙沼市観光サービスセンター)
メールでの問い合わせ:info@rias-kanko.com
料金の目安:プログラムによりますが、1000円程度から食事付きプログラムの場合で5000円ほどとお考えください。子ども向け料金を設定している場合もあります。
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