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posted:2016.7.12 from:長崎県長崎市 genre:食・グルメ
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writer profile
Yuki Hashimoto
橋本ゆうき
はしもと・ゆうき●長崎県出身。これからの社会や暮らしについて考えるフリーペーパーの発行や、地元タウン誌の編集長などを経て、2016年よりフリーで活動。現在は長崎県西海市に移住し、より地域に密着しながら、豊かな暮らしのあり方を模索中。
長崎の定番おやつといえば“カステラ”。
でも実は、それ以外にも魅力的なお菓子がたくさんあるって、ご存知でしたか?
江戸時代、砂糖は長崎・出島から入り、
長崎街道・別名“シュガーロード”を通って全国へと運ばれました。
当時は高級品だった砂糖を料理にたっぷり使うのが、長崎のおもてなしのカタチ。
必然的に、お菓子の文化も豊かに花開きました。
というわけで今日のおやつは、長崎の伝統的な砂糖菓子
“口砂香(こうさこ)”で、長崎らしい風景をかたどったお菓子
〈長崎ふうけい〉をご紹介。
〈長崎ふうけい〉を生み出した〈千寿庵 長崎屋〉は、昭和4年創業の和菓子店。
“有平糖(あるへいとう)”と呼ばれる飴細工など、
長崎の伝統的な菓子づくりを受け継ぎつつ、
現代にもマッチする、新しいお菓子づくりにも取り組んでいます。
“口砂香”は一見、落雁のようにも見えますが……
口に入れると、サクッ、ほろっ!
その名の通り“砂のように”ふわりとほどけ、
どこか懐かしさを感じさせる芳ばしい風味が、口いっぱいに広がります。
落雁がもち米で作られるのに対し、
長崎の口砂香で使われるのは
うるち米を煎って(←これが芳ばしさのヒミツ!)粉状にしたもの。
落雁のような硬さではなく、
サクほろの軽やかな口当たりが特長なんですよ。
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種類は全部で3つ。
長崎のまちのあちこちにいる尾曲がり猫と、
長崎の食文化に欠かせない鯨を組み合わせた〈くじらさんとねこさん〉。
〈明治日本の産業革命遺産〉として世界文化遺産にも登録された軍艦島と、
長崎の歴史に影響を与えたキリスト教の教会を組み合わせた〈歴史のキセキ〉。
そして長崎らしい風景の代名詞とも言える
眼鏡橋と路面電車を組み合わせた〈お散歩びより〉。
パッケージを開けると、
上の写真のような感じで、5つのキュートな口砂香が入っています。
第47回長崎県特産品新作展で最優秀賞も受賞しているそう!
各360円(税別)、ちゃんとエアパッキンで大切に包装されているので、
お手頃だけど気の利いた、新しい長崎土産としてもおすすめです。
目で、舌で、長崎らしさを味わって、
ほっと一息ついてくださいね!
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