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posted:2016.5.10 from:京都府京都市 genre:旅行 / アート・デザイン・建築
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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
ただいま、京都のさまざまな建造物を会場にした写真フェスティバル
『KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2016』(以下KYOTOGRAPHIE)が開催中!
『KYOTOGRAPHIE』は、世界屈指の文化都市である京都が
最も美しい春の時期におこなわれる、国際的な写真祭。
2013年から始まった『KYOTOGRAPHIE』も、今年で4年目を迎えます。
今年のテーマは“いのちの環”。
京都市内の15の会場にて、“いのちの環”を体感できる
国内外の気鋭のアーティストの作品や、
貴重な写真コレクションを鑑賞できる14の展覧会が開催されるんです。
参加作家には、サラ・ムーン、クリスチャン・サルデ、高谷史郎・坂本龍一、
ヨーガン・レール、アントニー・ケーンズ、クリス・ジョーダンら、
国際的アーティストがラインナップ。
それではさっそく、京都国際写真祭出展者の写真の一部をご紹介!
二代目鈴木真一「茶道」、1880年代 (c) MNAAG.
アドルフォ・ファルサーリ「茶器を持つ娘」、1885年頃 (c) MNAAG.
ティエリー・ブエット「生後58分の男の子」、2008年 (c) Thierry Bouët
ティエリー・ブエット「生後25分の男の子」、2008年 (c) Thierry Bouët
ティエリー・ブエット「生後9分の女の子」、2008年 (c) Thierry Bouët
クリスチャン・サルデ「環形動物の多毛類、ヴァナディス属の一種 Vanadis sp. ヴィルフランシュ・シュル・メール湾」、2009年 (c) Christian Sardet / Plankton Chronicles Project
クリスチャン・サルデ「ベニクラゲモドキ Oceania armata」※不老不死といわれるプランクトン、2012年 (c) Christian Sardet / Plankton Chronicles Project
クリス・ジョーダン「CF000478 コアホウドリのヒナの体に入っていたもの」、ミッドウェイ諸島、2009年 (c) Chris Jordan
クリス・ジョーダン「CF000668 コアホウドリのヒナの体に入っていたもの」、ミッドウェイ諸島、2009年 (c) Chris Jordan
福島菊次郎「自衛隊と兵器産業」より (c) FUKUSHIMA Kikujiro / Kyodo News Images
アルノ・ラファエル・ミンキネン「Oulujarvi Afternoon」、2009年 (c) Arno Rafael Minkkinen courtesy PUG OSLO
ソルヴァ・スンツボ、Love誌、2011年春夏号 (c) Sølve Sundsbø/Art + Commerce
古賀絵里子「Tryadhvan(トリャドヴァン)」、2015年 (c) Eriko Koga
銭海峰(チェン・ハイフェン)「2013年2月27日、成都から上海へ、春節旅行ラッシュ時のL1018号」、2013年 (c) Qian Haifeng
サラ・ムーン「The lock’s girl」、1990年、何必館・京都現代美術館蔵 (c) Sarah Moon
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Thierry Bouët-Horikawa Oike / KYOTOGRAPHIE 2016 (c) Takuya Oshima
Magnum Photographers-Mumeisha / KYOTOGRAPHIE 2016 (c) Takuya Oshima
Christian Sardet, Shiro Takatani, Ryuichi Sakamoto-Kyoto Municipal Museum of Art Annex KYOTOGRAPHIE 2016 (c) Takuya Oshima
KYOTOGRAPHIEの特徴は、歴史的建造物として特色のある寺院、町家、個人邸宅や
近現代建築など複数の場所を会場としていること。
〈京都市美術館別館〉や〈ロームシアター京都〉のほか、
〈虎屋 京都ギャラリー〉や〈誉田屋源兵衛 黒蔵〉、
建仁寺内の〈両足院〉なども会場になっています。
通常公開されていない歴史ある建物や
京都市指定有形文化財の建物も多くあり、
写真だけではなく、京都の建造物も堪能できるフェスティバルなんです。
Arno Rafael Minkkinen-Ryosokuin (Kenninji) / KYOTOGRAPHIE 2016 (c) Takuya Oshima
今年の『KYOTOGRAPHIE』では、
写真をとおして“いのちの環”を考える
様々なトークイベントやキッズプログラムをはじめ、
50以上の展覧会からなるサテライトイベントKG+なども開催されます。
詳細は『KYOTOGRAPHIE』オフィシャルサイトにて。
文:浦川彰太
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KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2016
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