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備前焼ウォーターカラフェ
〈hiiro〉
辰野しずかデザインの
シャープなフォルムに注目

コロカルニュース

posted:2016.4.19   from:岡山県備前市  genre:ものづくり / 買い物・お取り寄せ

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
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writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

岡山県備前市周辺を産地とする〈備前焼〉は、
1000年あまりの歴史を持つ焼き物。
釉薬を使わず、絵付けをせずに焼き締められるのが特徴で、
土と炎のみによってもたらされる、独特の味わいが魅力です。
シンプルな形状で色合いも素朴ですが、
そのシンプルさが人を惹きつけてやみません。

このたび、備前市を拠点に活動するブランド〈DAIKURA〉より、
最新作の〈hiiro〉が発売されました。
プロダクトデザイナーの辰野しずかさんとの
コラボレーションによる、
水がまろやかに美味しくなる
備前焼のウォーターカラフェです。

〈hiiro〉ベージュ:15,000円 (参考価格 税抜) グレー:18,000円 (参考価格 税抜) ※グレーは5月14日発売開始予定

〈hiiro〉の焼き色は2色。
スタイリッシュな造形と、備前焼の機能が融合した
美しいカラフェが出来ました。

〈hiiro〉の特徴は、従来の備前焼ではあまり見られない、
削り出しのシャープな形状。
手びねりの備前焼で、このシャープな形状を実現するのは大変なこと。
またコップを上部に収納するためには、わずかなズレも許されません。
このシャープなデザインを実現するために、
〈hiiro〉の作りてである〈DAIKURA〉さんは
膨大な試作を繰り返したのだそう。

〈DAIKURA〉は、備前焼の作家・小川秀蔵、小川弘蔵、
窯元〈趣工房〉を母体とする、“新しい備前焼”を発信するブランド。
従来の備前焼のイメージを変える、焼色やフォルムに挑戦しています。

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どうして備前焼に入れた水はおいしくなる?

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約10日間、1200度を超える高温で焼き締める備前焼。
そうして焼き上がった焼き物は強度があり、
内部に微細な気孔が出来るため、若干の通気性を持ちます。
このため、備前焼に入れた水はおいしくなると言われていて、
古くから“備前水甕(みずがま)水が腐らぬ”という言い伝えがあるほど。

〈hiiro〉の名前の由来となっている、
備前焼独特の緋色の模様。これは“ヒダスキ”と呼ばれる、
稲ワラを巻いた部分が土の成分と反応して発色するもの。
地肌とのコントラストが鮮やかです。
〈hiiro〉は、ただいまベージュが発売され、
グレーは5月半ばごろからの販売となります。
ご注文はメール、FAX、電話にて。

information

〈DAIKURA〉hiiro

TEL:0869-64-2710

ベージュ:15,000円 (参考価格 税抜)

グレー:18,000円 (参考価格 税抜) ※5月中旬発売開始予定

メール:info@dai-kura.com

Fax:0869-64-2711

Web:公式サイト

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