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posted:2016.1.4 from:東京都江東区 genre:ものづくり
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writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
新年より、伝統工芸にスポットをあてるBS朝日の番組
〈アーツ&クラフツ商会〉(提供:セキスイハイム)が、
舞台もナビゲーターも新たに生まれ変わります。
ウィリアム・モリスがおこしたアーツ&クラフツ運動に
感銘を受けた人物が創業した架空のお店、アーツ&クラフツ商会。
これまでナビゲーターを務めてきた4代目店主・森須護(渡辺いっけいさん)に
代わって登場するのは、その妹、柳 たくみ役に扮(ふん)する坂井真紀さんです。
舞台は、とある住宅展示場の中に隠された、秘密のサロン。
そこには本物を追求する趣味人だけが入室を許され、
名職人の手から生まれた、未知なる伝統工芸に出会えるのだとか。
今回のテーマは、〈江戸独楽〉(えどごま)。
ひとくちに独楽といっても、どっしりと気品のあるものから、
思わず笑顔になってしまうユニークな独楽まで、いろんな独楽があるんです。
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江戸独楽とは、曲芸に使われる“曲独楽”のひとつ。
扇子に乗ったり、綱渡りをしたりなどといった曲芸にはえる、美しい色と形が特徴です。
曲独楽は、江戸時代に博多の初太郎という美少年が
京都で披露した曲芸が評判を呼び、江戸に伝わり大流行。
以来、江戸でも盛んにつくられるようになったそうです。
気品のある江戸独楽は、いまでもコレクターに人気があるのだとか。
さらに江戸独楽には、曲独楽から発展した
からくり独楽というものもあります。
こちらは、曲独楽をまわすのは難しそう、という方にもおすすめ。
“からくり”という名の通り、まわすとユニークなしかけが動き出します。
今回は、数少ない江戸独楽師・広井政昭さんに、
このからくり独楽をオーダー。
お正月にふさわしい、飾っても、遊んでも楽しい独楽をつくっていただきました。
こちらの独楽、まだお見せできないのが残念ですが、
本当にユニークで、可愛いらしい一品に仕上がっています。
江戸時代の人たちも、お正月にこんな独楽を囲んで
盛り上がっていたのかなと思いを馳せてしまいました!
完成品は、ぜひ1月4日(月)に放送される番組で。
また、1月5日(火)よりセキスイハイムの赤羽展示場でも展示されるのだそう。
くわしくはこちらから!
明治以降、独楽は新しいおもちゃに主役の座を奪われてしまいましたが、
その技は、限られた職人さんの手によって継承されてきました。
お正月こそ、そんな独楽をゆっくり愛でたいものですね。
懐かしくも新しい江戸独楽の世界を、どうぞお見逃しなく!
■〈セキスイハイム presents アーツ&クラフツ商会〉
放送局:BS朝日
放送時間:毎週月曜日夜11:00〜11:30
出演:坂井真紀
企画・監修:小山薫堂(放送作家、脚本家)
提供:セキスイハイム
NO.30〈江戸独楽〉
2016年1月4日(月)、18日(月)放送
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