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posted:2015.7.9 from:東京都世田谷区 genre:アート・デザイン・建築 / エンタメ・お楽しみ
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
みなさんのおうちにも、
家族の想い出を記録した8ミリフィルムが眠っていませんか?
東京都世田谷区・三軒茶屋にある「生活工房」が行う
「穴アーカイブ[an-archive]」は、
昭和30〜50年代にかけて撮影された「8ミリフィルム」という
映像メディアに着目し、
その収集と公開に取り組む参加型のアーカイブ・プロジェクト。
キックオフイベントが先日終了し、
現在、フィルム提供者を募集しています。
特に世田谷区内が映ったフィルムは大歓迎。
応募締め切りは、8月15日(土)。
採用されたフィルムはご自宅、または生活工房などを
会場にした、ご家族のみの試写会を開催。
また、承諾を得た上で、選別・デジタル化し、
まちの共有財として保存・活用していく意向だそう。
「穴アーカイブ」は、生活工房が、
大阪を拠点に活動しているremo[NPO法人記録と表現とメディアのための組織]を招き、
日本大学文理学部社会学科の後藤範章研究室と協働して、
押入れに眠っている8ミリフィルムの収集・保存を行う参加型アーカイブ活動。
ボランティアサポーターの集い、「せたがやアカカブの会」も発足します。
今回デジタル化した映像は、10月の鑑賞会でお披露目の予定です。
「穴」というのは、フィルム、レコード、DVD、CDなど、
さまざまな記録媒体の真ん中にある「穴」のこと。
何も書き込めない「穴」。
いや、本当はこの穴にも何かが書き込まれているのかもしれません。
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そして「穴アーカイブ」では、映写技師と聞き取り・書き取りの
スタッフがご自宅(または生活工房など)まで出張して、
ご家族や関係者のみの上映会を行うという試みも行っています。
フィルムをお持ちの方や心当たりがある方は、
ぜひ下記までお問い合わせください。
市井の人々によって記録された、
昭和の世田谷に映し出される街並みや暮らしぶりを、
今あらためて見つめていきます。
お申込み方法:
件名を「穴アーカイブ 上映会希望」として、
「1. お名前 2. ご住所 3. 電話番号 4. 年齢」をご明記の上、
わかる範囲で「5. フィルムの巻数(直径)、6. 保管場所、7. 内容」などと合わせて
メール(info@setagaya-ldc.net)、
または電話(03-5432-1543)にてお申込みください。
申込内容を確認して、担当者から改めてご連絡いたします。
*定員になり次第、受付を終了いたします。
*デジタル化された映像は、DVDにして提供者に無料でお渡しします。
*すでにデジタル化された8ミリフィルムの映像についても、募集しています。
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