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Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
ご家庭や職場に常備しておきたい非常食。
でも賞味期限が長いあまりに、ついつい忘れて廃棄することに
なってしまうこともしばしば。
それを解消するのが「ローリングストック法」。
日常的に非常食を食べて、食べた分を買い足していくという方法です。
これならいつも新鮮な食品をストックすることができます。
2015年1月16日(金)、千葉県松戸市にて
この「ローリングストック法」を学ぶ
イベント「ごちそうとぼうさい」がおこなわれました。
主催は、松戸市のシティプロモーションの一環である
市民参加型のプロジェクトチーム「まつどやさしい暮らしラボ」。
その内容は、被災地での経験を持つ2名のプロの料理人が、
乾パンやアルファ米、乾燥餅といった非常食や地元野菜を
使って作った「ごちそう」を披露するというもの。
新松戸にある「田島亭」の田島加寿央シェフと、
出張料理人のキムラカズヒロシェフが腕をふるい、
一般的に非常食としてよく使われるものを使って5品を調理。
参加者はグルメな姿に変身した防災食に舌鼓を打ちました。
こちらでレシピが公開されています。
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さて、「ローリングストック法」とは、どんなものなのでしょう?
まず、4日分の朝、昼、夜の防災食12食分をストック。
それを月に1度1食分を食べ、食べた分を補充します。
それによってちょうど1年で最初に用意した12食分が消費され、
買い足した12食分と入れ替わるというわけです。
これなら、一年で入れ替わるということで、
レトルトやフリーズドライなど選択の幅広がります。
田島シェフも1ヶ月に1回、家の電気を使わずに
カセットコンロで防災食を作り、家族で過ごす日を設けているそう。
食事のあとは、防災マップ作り。
住んでいる地域ごとでグループに別れ、
自宅周辺の食料備蓄場所や指定避難場所、
医療機関や水源を書き込みながら防災マップを作りました。
日常のなかで防災への意識を高めるのが目的のこのイベント。
非常時になってからではなく、平常時からよく考え想定しておくこと、
そして親戚や友人、ご近所さんなど周囲との関係作りも
大切なことだと実感しました。
「まつどやさしい暮らしラボ」にて
松戸の市民記者・しのざわふみこさんが紹介する
「ごちそうとぼうさい」記事はこちらからどうぞ。
ほか、まつどやさしい暮らしラボの活動は、
こちらのWebサイトにて公開されています。
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