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writer profile
Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
東日本大震災被災地の復興支援をビジネスにする。
BEAMS創造研究所がヤフー復興支援室と組み、
東京デザイナーのクリエーション×東北のものづくりで
スペシャルなアイテムの製作、展示、販売を行う
プロジェクト「TOKYO DESIGNERS MEET TOHOKU」。
第一弾のけん玉に続いて、第二弾のプロジェクトが始まりました!
今回は、「日本発を世界へ」をテーマにした
新世代のセレクトショップ「STUDIOUS」とコラボレーション。
今の東京を代表するANREALAGE(アンリアレイジ)、FACETASM(ファセッタズム)、
Sasquatchfabrix.(サスクワッチファブリックス)、G.V.G.V.という
4デザイナーが、被災地特産の素材、工場を使ってスペシャルなアイテムを
作りました。
パリコレ進出も話題になったアンリアレイジと盛岡の「裂き織」など、
伝統の技が新しいファッションに落とし込まれたアイテムたちです。
岩手県盛岡市の「さんさ裂き織工房 幸呼来 Japan」と、
アンリアレイジがコラボ。「裂き織り」とは岩手の伝統工芸で、
使わなくなった布を裂いて織物に再利用するもの。
「さんさ裂き織工房」は障害者を雇用。健常者の最低賃金をベースに、
自立を支援する工房です。「さんさ踊り」で使用しなくなった浴衣を
譲り受け、障害者の方たちが、高い技術力で織物にしています。
さんさ踊りの浴衣はカラフルなので、この工房の裂き織もとてもカラフル。
メンズ、ウィメンズのウェアと小物を製作しています。
工房の様子を紹介するムービーも公開されていますのでこちらもどうぞ。
お次は福島の「三和織物有限会社」とのコラボレーション。
「ファセッタズム」がメンズブルゾンとウィメンズパーカー、
「サスクワッチファブリックス」がブルゾンを製作しています。
三和織物は、東北地方の農村で盛んだった「刺し子」を、
機械織りに応用した「刺し子織り」が出来る工房。
オーナーの大峡さんご夫妻は、震災後に起こった原発事故で自宅、
工場が避難区域となり、2年間国内の織物産業の地区を転々としていました。
昨年、線量も下がり、除染も完了し、福島に戻られて
お仕事を再開されたということで、このコラボが実現しました。
こちらは宮城県石巻市から。
オーダーメイドのウェットスーツメーカー「モビーディック」
とのコラボレーションです。2011年の東日本大震災では、
津波で倉庫や協力会社の工場が全壊するなど被害を受けたモビーディック。
いちはやく本社・工場の再開に努め、仮設住宅で生活する方々に、
ウェットスーツの端切れを利用したアクセサリー商品の製作を委託し、
雇用機会を創出するなど、地元企業として復興の支援を行っています。
今回は「G.V.G.V.」とコラボレーションし、ウェット素材を使ったバッグ、
ポーチ類を製作しています。
これらの商品は、STUDIOUS神南店で展示販売と、
ヤフー復興セレクトショップで販売を行います。
期間は11月16日まで。
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