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『みつばち鈴木先生 – ローカルデザインと人のつながり』。全国各地を飛び回り、地域とクリエイターを結ぶ一冊

コロカルニュース

posted:2014.10.13   from:千葉県流山市  genre:活性化と創生

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Akiko Saito

齋藤あきこ

さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。

日本の地域において、ネットワークをつくりだす達人の
鈴木輝隆さんは、著名デザイナーや建築家から
「みつばち先生」と親しまれる存在。
以前コロカルでもご紹介しました。

みつばちと呼ばれる理由は、全国各地を飛び回り、
地域とクリエイターを結びつける活動をしているから。
デザイナーの原研哉さん、梅原真さんやナガオカケンメイさんと
いくつものローカルデザインのプロジェクトを成功させてきたんです。

そんなみつばち先生の「教科書」がただいま発売中。
タイトルは「みつばち鈴木先生――ローカルデザインと人のつながり」。
みつばち先生がこれまでに手がけた北海道、秋田県、
東京都、新潟県、富山県、長野県などのプロジェクトが紹介されています。

タンポポの群落日本一 北海道むかわ町

「たんぽぽのお酒」 デザイン:原 研哉

鶴の湯(秋田県仙北市田沢湖乳頭温泉)

「鶴の湯」ポスター デザイン:梅原 真

長野県小布施町の桝一市村酒造場と小布施堂を、
デザイナーの原研哉や梅原真とリブランディングしたり、
国土交通省半島振興室の、日本の半島21島のプロジェクトを
デザイナーの大黒大悟とつくりあげたり。
10の事例とともに、地域づくりの牽引者たちと、
梅原真、隈研吾、大黒大悟、原研哉ら、関わったクリエイターたち
とのトークを収録しています。

みつばち先生の「受粉」

「地域には独自の個性や文化があり、理想を持つ土地の人がいますが、
思いはあってもカタチにすることができません。土地の人の思いや個性を
カタチにできる優れたデザイナーが必要です」とみつばち先生は言います。

はたしてみつばち先生がどんなやりかたで花粉を運び、デザインを生むのか。
土地の営みとデザインが触発しあって融合するとき、何が起こるのか?
この本で読んでみてください。

書名:みつばち鈴木先生――ローカルデザインと人のつながり
定価:3,456円
編者:原研哉

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