ニライカナイからミルク神がやってくる沖縄・黒島の「豊年祭」
7月20日(日)、日本最南西端の島々
八重山諸島にある黒島で、豊年祭が開催されます。
豊年祭は収穫の後に、
神さまに豊作の感謝と祈願を行うお祭り。
旧暦の5月から6月頃、
八重山一帯の各島で開催されます。
黒島は沖縄本島から石垣島に渡り、
石垣島からフェリーで30分ほど行ったところにある小さな島。
牧畜が盛んで、人口約200人に対して牛の数はその10倍以上という、
のどかな牧場の風景が広がる島です。
サンゴ礁が広がり、シュノーケリングも楽しめます。
■黒島「豊年祭」のみどころ

お祭りの舞台は、島の西側にある宮里海岸。
一番の見どころは、村対抗の「ウーニ・パーレー競争」(上写真)です。
この船の競争は、船漕ぎだけで勝ち負けが決まのではないそう。
船が岸に着いたら、ウーニーと呼ばれる足の速い青年が浜を走り、
長老のもとに先に到着した方が勝ちとなります。
もう一つの見どころは、
豊穣の神「ミルク神」がお出ましになる「ミルク行列」(一番上写真)や、
迫力ある「棒術」(下写真)などといった古式ゆかしい奉納舞踊。

沖縄には、海の向こうに神さまが住む
「ニライカナイ」という世界があるという言い伝えがあります。
豊年祭は、神さまがニライカナイからこちらの世界にやって来て、
幸せや豊穣をもたらしてくれるありがたいお祭りなのだそう。
豊年祭は、午前10時ごろから夕方にかけて、
ウーニパーレー、ミルク行列、各村による奉納舞踊、
船を浜にあげる儀式の順で開催されます。
八重山の島々では、それぞれに個性豊かなミルク神を迎える
豊年祭を行っています。
豊年を祈りつづけてきた島の人たちの思いと
素晴らしいロケーションにふれられるお祭りです。
伝統行事は、島の方たちの生活に密着した大切な神事。
島内には御嶽など、神聖な場所もあります。
観光でお越しの際は誤って入ることなどがないよう、
島のルールをお守りくださいね。
画像提供:竹富町役場