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posted:2013.11.6 from:千葉県館山市 genre:活性化と創生 / アート・デザイン・建築
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Akiko Saito
齋藤あきこ
さいとう・あきこ●宮城県出身。図書館司書を志していたが、“これからはインターネットが来る”と神の啓示を受けて上京。青山ブックセンター六本木店書店員などを経て現在フリーランスのライター/エディター。
失われつつある、日本の昔ながらの茅葺屋根の風景。
現在では茅葺屋根を維持するのにすごくコストがかかることや、
住みてがいなくなること、また人手不足によって
修繕されないままになっている民家も多いんです。
そんな茅葺屋根の保護のために活動しているのが、千葉大学「岡部研究室」。
5年に渡って、千葉県館山市で茅葺き屋根のふきかえを行っています。
彼らの活動では、ただ建築的なメンテナンスだけでなく、
実際に集落の集まりや畑仕事に参加することで
「里のライフスタイルと一体化したケア」を目指しているのだそうです。
そして使う茅も、冬場に自分たちで刈り貯めた茅束を使って毎年葺き替えをしています。
1度でとれる茅は非常に限られていて、屋根を全面葺き替えることはできないため、
毎年毎年、すこしずつ葺き替えをしているのです。
今年も、本日から15日まで葺き替えを行う予定。
茅葺職人の野村泰三氏(屋根屋かやぞう)をお招きし、
学生たちと茅葺き作業を行います。見学も歓迎とのこと。
場所は千葉県館山市塩見349の「かやぶきゴンジロウ」。
お近くの方はぜひ応援におでかけしてみてはいかがでしょう。
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