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〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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コロカル編集部
今年の1年を振り返るためには、買ったものを振り返るのが手っ取り早い……!
ということで、今年もコロカル編集部に、「2024年、これ買ってよかった!」
を聞きました。
取材先で、旅行先で出合った逸品とは?
テキスタイルのデザインと、使っているときのフォルムが気に入っている、
〈小倉縞縞〉の手提げです。
小倉縞縞の存在を知ったのは、
コロカル編集部が〈カラーミーショップ大賞2019〉の審査を依頼されたのがきっかけ。
ノミネートされたネットショップの中に小倉縞縞もありました。
一度は途絶えてしまった小倉織を復元し再生したテキスタイル、
という背景も魅力的でしたが、
小倉織のもともとの個性である「たて縞」を
ここまで印象的なデザインに仕上げられるのか、と驚いた記憶があります。
「縞」という一見単純な模様を、ここまでバリエーション豊かに表現できるのかとも。
個人的な好みはこの「#140 OCEAN BLUE」というテキスタイルですが、
公式サイト上には印象ががらっと違う、いろんなしましまが並んでいます。
眺めているだけでも楽しいですよ。
デザイナー&エンジニア・絹川憲人
出合いは、10月特集「ふたりのコンランが愛したジャパン・ローカル」の取材で訪れた
三重県多気町のホテル〈HACIENDA VISSON〉でのこと。
袖を通した瞬間“パーフェクト”な着丈、首のつまり具合、着心地が気に入って、
その場でブランドを検索。
〈ATON(エイトン)〉を手がける久﨑康晴氏による
メイド・イン・ジャパンのホームリネンブランドとのことで膝を打ちました。
生地のシャリ感、ツヤ感は、スヴィンコットンからなるもので、
普通のコットンよりも繊維質が細くて長くて強いのだそう。
ストレスフリーで、かつパジャマっぽさがないので、長距離移動に良さそう……
と、この年末、禁断の「パジャマ外着化計画」を企んでいます。
Web:ECHAPPER
Instagram:@echapper_japan
エディター・海老原
藤原ヒロシやKYNEなど有名アーティストとのコラボで人気の
福岡薬院エリアにあるコーヒーショップ〈NO COFFEE〉。
いちコーヒーショップの域を越えて、
ファッション・アートシーンで注目を集める同ブランドですが、
今年の夏に沖縄県宮古島を訪れたときに出合ったのが
宮古島のリゾートホテル〈SHIGIRA SEVEN MILES RESORT〉とのコラボアイテム。
宮古島滞在中は、民宿に宿泊していたのですが
観光がてら〈SHIGIRA SEVEN MILES RESORT〉のショップを訪れたところ、
〈NO COFFEE〉と〈SHIGIRA SEVEN MILES RESORT〉のコラボアイテムを発見!
即・購入と相成りました。
〈NO COFFEE〉は人気のブランドですし、
同商品はもちろんECでも購入することができます。
でも、「宮古島でゲットした」ということに意味があります。
ローカルに訪れるたび、「東京でも、ECでも買えるもの」を
買ってしまいがちなぼくですが、
“その土地で買ったもの”への思い入れはひと味違います。
Web:〈NO COFFEE × SHIGIRA SEVEN MILES RESORT〉ECショップ
編集・卓立
鍋が好きだ。食べるのも好きだけども、観ているだけで温まるその風貌に魅かれる。
うちには、鳥取の陶芸家・山本教行さんの両手付平土鍋、
そして兵庫 つくも窯の十場天伸さんの鍋が3つ。
合計4つもある(笑)。
今年、久しぶりにつくも窯を訪れたときに購入したのが、十場さんの耐熱鍋把手付きである。
インドネシアのロンボク島で、鍋で調理した料理をそのままに出されて、
感動したというお皿を手本につくったもの(写真左下)。
野菜炒め、焼きうどん、スクランブルエッグ……、
つくった料理を温かいままに食すことができるワイルドさ。
ちなみに、左上は耐熱ラーメン鉢、右が耐熱四角鉢。
ガシガシ火をかけて育っていく姿も愛おしい。
Instagram:@tsukumogama_llc
ブランディングプロデューサー・杉江宣洋
コロカルにジョインして、2回目の遠方取材。栃木県益子に行った際、
訪れた〈starnet〉で一目惚れした陶器のタンブラーです。
同じ形のガラスのタンブラーはよく見かけますし、小さいサイズは既に持っていました。
在宅での作業が多い時、グラスが小さいと何度も注がないといけないのが面倒で(笑)
大きさも、陶器でこの形というのにもグッときて、迷うことなく購入しました!
実は他にも先の細いお箸も置いてあって、3膳購入したのですが、
使用感満載なのでグラスのみのご紹介。
〈starnet〉は雑貨からファッションアイテムまで、目移りしてしまうような、
おしゃれなアイテムがたくさんあります。ぜひ益子を訪れた際には覗いてみてください!
Instagram:@starnet_mashiko
ADプランナー・伊庭
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長崎県雲仙市にアトリエを構え、
油絵、版画、素描などの創作活動を行う
画家・桑迫賢太郎さんがつくった月齢カレンダー。
桑迫さんの活動を知ったのは、今年3月にコロカル特集の取材でのこと。
雲仙で伝統野菜を育てる〈竹田かたつむり農園〉を訪れた際、
竹田さんご夫婦から、農園のロゴを手がける桑迫さんの
活動や作品を教えてもらいました。
印象的な12の絵と月の満ち欠けが記されたデザイン。
古くから月の動きや満ち欠けを観察しながら農業の営みがあり、
大きく関わりがあることを農家さんから教えてもらい、
種をつないできた雲仙の風土を思い出す、あたたかみのある色彩で、
1年が過ぎても部屋で眺めたくなるカレンダーです。
Web:桑迫賢太郎 カレンダー2025
エディター・竹之内円
岩手県出身の私からは、ちょっとポップでライトな「東北のかわいいもの」を。
八戸出張のあいまに『はっち』の『カネイリミュージアムショップ』で見つけた
「みちのく陶器の箸置きみやげ」のカプセルトイです。
絵柄は全部で13種。八戸なので「いかずきんズ」か「八幡馬」だったら良いな。
でもそんなにうまくはいかないよな。と思って回したら、まさかの「八幡馬」。
絵柄はもちろん、丸くてぽてっとしたフォルム、
南部裂織をイメージした包み紙までかわいい。
『visitはちのへ』の福岡さんが一緒に喜んでくださって、
そこも含めてステキな思い出の品です。
私は犬が好きなので秋田犬と、馴染みのある獅子踊りがでるまでやめられませんね。
いや、全部かわいいからコンプリートするまでやめたくないですね。
アシスタントディレクター・及川智香
今年10月に観光庁のアドバイザーとして、福島市の吾妻山麓へ伺う機会がありました。
視察ツアーは、いきなり1949メートルある一切経山の登山からスタート。
風と雨で過酷な登山でしたが、道中、盆栽作家のぼんさいやあべさんの案内で
吾妻五葉松の曲がりくねった枝やむき出しになった根を目の当たりにしました。
そう、この自然がつくりだした造形美こそが、盆栽のお手本なのです。
下山後、あべさんのご自宅兼工房で、曲付け(枝を針金で曲げる)を体験。
4~5年経った苗木とのことで、その年月の重みから手が震えましたが、
なかなか筋がいいとお褒めの言葉をいただきました。
このツアーで、私の中の潜在的にあった和のこころが顔を出した気がします。
なかなか日々の手入れが大変ですが、この盆栽を愛でていきたいと思います。
Instagram:@bonsai_abe
編集長・山尾信一
長野県を中心に展開しているご当地スーパー〈TSURUYA〉。
雄大な自然とTSURUYAのオリジナル商品を購入するために、
2024年は4回ほど長野県へ遊びに行きました。
SNSでも一部話題になっていた写真の「やわらかドライフルーツ」は
行くたびに大量購入し、日々のおやつとして楽しんでいます。
やわらかくて食べやすく、甘さ控えめで、
酸味を含めたフルーツ本来の美味しさがギュッと凝縮され、とにかくおいしい。
オンラインでも購入できますが、
桃、ぶどう、いちご、りんご、パイナップルなど種類豊富なので
店頭で選ぶ時間も楽しいのです。
さまざまな種類を食べましが、個人的に一番のおすすめは「ひとくち南高梅」。
香りがよく、噛んだ瞬間にジュワッと口の中で梅の甘酸っぱさが広がっていきます。
そしてもうひとつTSURUYAのオリジナル商品でおすすめをあげるなら、
丸山珈琲使用「珈琲かりんとう」。
かりんとうに挽かれたコーヒーがまぶされています。
ジッパー式のパッケージですが、ジッパーなんて不要というくらい
一度開封したら一気に食べ切ってしまうほどのおいしさです。
オリジナル商品を多く展開しているTSURUYA。
長野県へ行く機会があればぜひお立ち寄りを。
Web:ツルヤ オンラインストア
SNS・小田原みみ
今年から〈塩尻ワイン大学〉に通うようになり、
日本のワインをたびたび飲むようになりました。
塩尻と言えば、日本のワインの最高峰と言われる〈桔梗が原メルロー〉の産地、
今回は塩尻の〈ドメーヌ・コーセイ〉のワインを紹介します。
誤解をおそれずに言えば、日本のワイン造りはまだまだ発展途上で、
ワイナリーの数こそ急激に増えているものの、
品質の高いワインはあまりないというのが私の認識です。
その中で、新興のワイナリーでありながら、突出したワイン造りを行なっているのが
〈ドメーヌ・コーセイ〉です。
オーナーの味村興成さんは、元〈シャトー・メルシャン〉のチーフワインメーカーだった人で、
リュブリアーナ国際コンクールの大金賞を受賞して日本ワインの最高峰となった
〈シャトーメルシャン・桔梗が原メルロー〉を長年手がけてきました。
その味村さんが、メルシャンを退職して興したワイナリーが〈ドメーヌ・コーセイ〉、
2019年からワイン造りをスタートしています。
扱うブドウはメルローだけ。
自分の人生の限られた時間の中で絶対に失敗できないという思いから、
実績のあるメルローに絞ってワイン造りをしているそうです。
畑は塩尻でも桔梗が原ではなく、片丘地区に自社畑を開きました。
なので、味村さんワインは〈片丘メルロ〉を名乗ります。
彼の経験からすれば、ワインのクオリティが高いのは、当たり前と言えば当たり前ですが、
日本のワイン造りの中で目標となるべきワインでしょう。
Web:ドメーヌ・コーセイ公式サイト
プロデューサー・高木
*価格はすべて税込です。
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