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posted:2024.10.8 from:石川県小松市 genre:暮らしと移住
PR 小松市
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writer profile
Tomomi Nakamura
中村友美
なかむら・ともみ●フード&トラベルライター。東京都出身。15歳から食べ歩きをはじめ、食の魅力に取り憑かれて以来、おいしいものを求めて各地を渡り歩いてます。その土地ならではの個性と、そこで暮らす人・働く人の背景にあるストーリーに関心あり。趣味は日本全国の商店建築巡り。
石川県・加賀平野の中央に位置する小松市。
豊かな自然環境を有する梯川が流れ、
東には日本三大霊峰のひとつとして名高い白山がそびえ立ち、
麓に丘陵地と田園が広がる緑あふれる地域です。
農産物や山の幸、海の幸が豊富で産業都市としても名高いこのエリア。
最近では北陸の空の玄関口小松空港に加え、北陸新幹線・小松駅も誕生し、
東京都内からもアクセスしやすい便利なまちへと進化しています。
また、実は子育て支援をはじめとする行政の取り組みも盛んで
“移住にちょうどいいまち”として認知され始めているのをご存知でしょうか?
今回は、お子さんが生まれたタイミングで小松市に移住したギター職人、
近 信濃(こん・しなの)さんのリアルな声を聞きながら、
子育てにおすすめの3つの理由を紐解いていきます。
3児のお父さんとしての顔も持つ近 信濃さんは、
石川県小松市でクラシックギターやウクレレなどの弦楽器を製作する職人です。
奥さんである真未子(まみこ)さんの実家が小松市であったことから、
出産のタイミングでこの地に移住することを決めたのだとか。
「子どもを育てるなら、都心ではないのびのびとした環境で育てたいと
以前から考えており、緑豊かなこの地に自然と移住することになりました。
ギターづくりは工房に適度な湿度が必要になるので、
大丈夫かなと心配していましたが、湿度も思いのほか調度よい環境でしたね。
ギターの材料として石川県の県木であるアテ(能登ヒバ)を
新たに取り入れることもでき、いい音の楽器を生み出せるきっかけにもなりました」
と近さん。
近さんが子育てを行っていく中で感じた小松市の最大の魅力は、
豊かな自然があふれているところだそう。
「山もあり、海もあり、川もあり。週末あらゆるスポットへ遊びに行けるところは、
子どもにとっても非常にいい環境だなと感じました。
人口も10万人程度で、ほどよい規模感。東京にいた時より地域の人の顔が見え、
誰が何をしているか把握しやすいので安心感がありますね」(近さん)
さらに、子どもが遊べる文化施設が点在しているところも
子育て世代にはうれしいポイント。
大型遊具と知育おもちゃで遊べる〈カブッキーランド〉や、
絵本を楽しめる〈空とこども絵本館〉、
日本海側唯一の航空機の博物館として知られる〈石川県立航空プラザ〉など、
さまざまな選択肢があります。
「読書好きの娘は、幼い頃空とこども絵本館で
絵本を読み漁ることが多かったですね。
石川県立航空プラザは、飛行機のコックピットの中に入れたり、
フライトする時のシミュレーターを実際に体験できたりと、
息子も大喜びでした」(近さん)
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そして、このまちのもうひとつの大きな特徴は、
歌舞伎『勧進帳』の舞台となった「安宅の関」跡があることや、
江戸時代から続く「曳山子供歌舞伎」が受け継がれていることから
「歌舞伎のまち」として知られている点です。
毎年5月に開催される莵橋神社と本折日吉神社の春季例大祭である
〈お旅まつり〉では絢爛豪華な曳山の上で子供歌舞伎が上演されます。
〈曳山子供歌舞伎〉の稽古は指導を受けながらわずか数か月で
難しいセリフや振り付けを覚えていくのだとか。
「このまちではこういった行事を通して
地域の伝統や文化に触れられることも魅力と感じています。
曳山子供歌舞伎を上演するまでの短い期間で子どもたちの成長が垣間見えるのは、
親としてもうれしいです」(近さん)
小松市ではあらゆる支援制度を用意していますが、
特に注目したいのは、子育て世代をサポートする支援。
結婚から妊娠、出産まではもちろん、マイホーム取得後の子育てに進学と、
子どもが生まれる前から進学に至るまで手厚い制度が揃っています。
まず、子どもを妊娠した家庭には〈おなかの赤ちゃん給付金〉として
胎児ひとりにつき国の5万円に市独自の5万円を上乗せした10万円を支給。
さらに、生後3か月から1歳の誕生月までの家庭を対象に、
毎月1回見守り訪問と子育てに関する情報提供を行い、
紙おむつを無料で配達する〈赤ちゃん紙おむつ定期便〉を実施。
産後肉体的にも精神的にも負担のかかりやすい時期に、
負担を軽減できるサポートが充実しています。
そのほかにも〈小・中学生の学校給食の完全無償化〉や
〈18歳まで医療費の自己負担分が無料〉などの支援があり、
小松ならではのうれしい取り組みが満載です。
「僕が引っ越してきた頃には、まだ存在しなかった子育て支援制度が満載なので、
ぜひみなさんに活用していただきたいですね」と、近さん。
移住にあたってはアクセスのよさも気になるポイントですが、
小松市は小松駅と高速道路の小松インターチェンジがあり、
移動しやすいまちといえます。
また、小松空港からは羽田・札幌・福岡・那覇などの
国内4都市に定期便が運航しており、
海外にはソウル・上海・台北の3都市に定期便が運航しているので、
大都市圏やアジア諸国へもアクセスしやすいといえるでしょう。
「実は羽田には約1時間のフライトで行くことができるんですよね。
住み始めた頃から東京と行き来しやすい点はとても重宝しています」(近さん)
仕事で大都市圏に通いやすいエリアですが、
機械製造業や繊維業、伝統産業などが発達しているため、
小松市自体も働きやすいまちといえます。
2021年には放課後児童クラブを含む保育環境や、福祉施設の充実度、
住宅の広さなどで最高点を記録し
「多様な働き方できる都市」として1位を獲得しています。
(出典:日本経済新聞社・東京大学調べ 多様な働き方が可能な都市 ※人口10万人以上都市287市区2021年調査結果)
育児休暇を取得する男性も増加しており、
保育所と放課後児童クラブの待機児童数はゼロを記録しているのだとか。
「子育てしやすい環境が整っているので、家族連れで踏みこみやすいエリアです。
山も海も近く、レジャー施設やスポーツ施設も充実しているので、
何をするにしても住みやすいまちだと思いますよ」と、近さん。
多様な子育てサポートと暮らしやすさを兼ね備えた、石川県・小松市。
都心での忙しない生活に疲れたら、
思いきって子連れで移住を考えてみるのもいいかもしれません。
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