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posted:2023.5.9 from:茨城県かすみがうら市 genre:食・グルメ
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Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
茨城県かすみがうら市内のゲストハウス〈古民家江口屋〉敷地内に、
2023年3月25日、クラフトビールの醸造所〈江口屋醸造所〉がオープンしました。
4代目の源太郎が「源勲正宗」、5代目の伊三郎が「澤の不二」の商標で
日本酒を醸造・販売していた江口屋醸造所。
その後酒造をやめて酒店となり、簡易郵便局の歴史を経て閉業しましたが、
2020年7月に宿泊施設として一新。それが今の古民家江口屋です。
日本で2番目に大きな湖・霞ヶ浦が目の前に広がり、霞ヶ浦から昇る最高の朝日と、
かまどで炊いたご飯、朝捕れのシラウオなど、新鮮な霞ヶ浦の食を堪能できる朝食。
早起きするのが楽しみになる宿です。
そんな古民家江口屋で、地域を感じる、思い出に残るような商品や体験を
つくれないだろうかと発案されたのが、新たな酒蔵の建設。
2021年1月にクラウドファンディングで233万円を集め建物の建設を行い、
2023年2月より醸造をスタートしました。
そうして醸造されたお酒のうち、以下の2種が今回限定で販売されます。
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アイダホ7をビタリングとしてふんだんに使い、
スッキリとした味わいに仕上げたペールエール。
ラベルは「澤乃不二」のラベルをベースに、現代に復活させたものです。
伝統を受け継ぎ、未来を切り開くという意味の
「継往開来(けいおうかいらい)」という文字印が加えられています。
オレンジピールやコリアンダーを使用するのが一般的なベルジャンホワイト。
しかしこの〈霞ヶ浦ゆずエール〉は、かすみがうら市で育った
柚子の黄色い皮の部分のみを丁寧に手作業で剥きビールに。
柚子の爽やかな香りと柔らかく飲みやすい味わいが特長です。
「私たちが⽬指すのは、地域密着型のコミュニティブルワリーです。
茨城県は⾷材の宝庫。果物や野菜などの副原料を試したり、
ゲストハウスを訪れた⼈と⼀緒に収穫体験をして、農作物を使ったビールを作ったり。
古⺠家江⼝屋が作るビールはゲストハウスだからできる、
地域のある歴史・⽂化・⾷材と、訪れた⼈や関わっている⼈の思いが混じり合う
「風と土」を感じるビールにしたいです」(江口屋醸造所より)
お酒を購入できる場所は、古民家江口屋と畔の駅 コハン。
土地の記憶を受け継いだビールは一体どんな味なのでしょう?
ぜひ、実際に飲んで確かめてみてはいかがでしょう。
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