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posted:2023.1.12 from:沖縄県那覇市 genre:食・グルメ
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writer profile
Ayumi Otaki
大瀧亜友美
おおたき・あゆみ●山形県出身。広告制作会社や出版会社での勤務経験を活かして、フリーライターへ転身。WEBや紙媒体で編集から取材、執筆まで幅広く行う。旅や料理、植物など心を豊かにしてくれるモノやコトが大好き。
沖縄県那覇市にある〈瑞穂酒造〉が主宰するプロジェクトチーム
〈ONERUM(ワンラム)〉が2023年11月に第6弾目のラムを開発。
初回販売分が初日に完売し、その人気ぶりをうかがわせました。
(第1弾はこちら)
第6弾として発表されたのは〈TARAMA ISLAND RUM(タラマ アイランド ラム)〉。
同プロジェクトで展開する〈Single Island Series(シングルアイランドシリーズ)〉の
一種で、多良間島の黒糖が使用されています。
宮古島と石垣島の中間に位置する多良間島は、
平坦な土地を生かして、さとうきびの生産が盛んに行われている離島です。
さとうきびを使った黒糖を年間約3000トン生産しており、
この量は沖縄県全体における黒糖生産量の約4割を占めます(※)。
まさに、国内最大の黒糖の生産地です。
さらに多良間島のさとうきび農家の200名以上が、
「さとうきび農家島ごとエコファーマー」に認定されており、その品質の高さも魅力。
日本一の生産量と品質を誇る「多良間黒糖」が日々生産されています。
TARAMA ISLAND RUMでは、その多良間島の黒糖を贅沢に使用。
ダンダー仕込みと呼ばれる、蒸留廃液を発酵に再利用する手法を独自に改良し、
より香り豊かなラムに仕上げました。
バナナやライチなどのフルーツ香や、焼き菓子のような甘い香ばしさなど
複雑な香りが混ざり合います。
飲み方は香りを楽しめるストレートやロック以外に、
ライムジュースと砂糖でつくるラムカクテル「ダイキリ」もおすすめです。
甘みと酸味のバランスがよく、フルーティーな香りがより引き立ちます。
現在、初回分は完売してしまっていますが、
Single Island Seriesの全8種がリリースされたあとに
ランダムで再販が予定されているそうです。
第7弾、第8弾は2023年頭にリリースされる予定なので、
今年中の再販に期待が高まりますね。
気になる人は〈ONERUM〉の公式ホームページを随時チェックしてみてください。
※多良間村役場ホームページより
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〈ONERUM〉は、2020年11月に結成。
沖縄で重要な産業であるさとうきび栽培を未来へつなぐため、
〈瑞穂酒造〉と、県内の農家や琉球大学、バーテンダーなどがチームとなり、
黒糖を使ったラムづくりを進めています。
そのうちのひとつが、今回第6弾製品が発表されたSingle Island Seriesです。
現在、沖縄県では8つの離島に黒糖を生産する製糖工場があります。
その土地で育ったさとうきびを使ってつくられる黒糖は、
それぞれ味わいや香りに違いが大きく出るそう。
〈ONERUM〉ではその特徴を生かし、
各島でつくられる黒糖を使って個性豊かなラムを開発しています。
これまで伊平屋島の〈IHEYA ISLAND RUM(イヘヤ アイランドラム)〉や、
粟国島の〈AGUNI ISLAND RUM(アグニ アイランドラム)〉など
6種類の商品を開発し、リリースしてきました。
〈瑞穂酒造〉によると2023年1月には西表島、
2月には伊江島の黒糖を使ったラムの発売が予定されているようです。
Single Island Seriesのいずれの製品も初回販売分が初日で完売するほどの人気ぶり。
よりリアルタイムの情報を知りたい場合は、
公式Instagram をチェックするのがおすすめです。
2023年は沖縄にさとうきびと、その製糖技術が伝わって400年を迎える節目の年。
それぞれの離島の風土が感じられるような味わい深いラムなら、
沖縄黒糖の素晴らしさをより知ることができるはずです。
information
ONERUM
Web:ONERUM公式サイト
*価格はすべて税込です。
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