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posted:2022.9.1 from:福岡県柳川市 genre:旅行
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writer profile
Mayo Hayashi
林 真世
はやし・まよ●福岡県出身。木工デザインや保育職、飲食関係などさまざまな職種を経験し、現在はフリーランスのライターとして活動中。東京から福岡へ帰郷し九州の魅力を発信したいとおもしろい人やモノを探しては、気づくとコーヒーブレイクばかりしている好奇心旺盛な1984年生まれ。実家で暮らす祖母との会話がなによりの栄養源。
空が澄み渡り、月が最も美しく見えるといわれる中秋。
福岡県柳川市の老舗料亭旅館〈御花(おはな)〉から、
お月見にぴったりの宿泊プランが販売開始となりました。
日本で唯一泊まれる国指定名勝である御花で、
秋の料理や舟でのお月見を楽しめるプランです。
今年の中秋の名月は9月10日。
プランは9〜11月の期間の満月前後、約1週間を予定しています。
川下り観光が有名な柳川。
柳川市には、掘割(ほりわり)と呼ばれる全長930キロメートル、
中心部は60キロメートルにも及ぶ水路が張り巡らされており、
すいすいと行き交う舟が風物詩となっています。
かつて柳川の町民は掘割の水で着物を洗い、
顔を洗い、喉を潤していたそう。
今でも農業用水として利用されるだけでなく、
掘割は水害からまちを守る大きな役割を担っています。
そんな歴史ある柳川の掘割で、ゆらりと月夜を楽しみましょう。
舟でいただく月見酒は、厳選した3種の筑後地域の
地酒を飲み比べできるお酒好きにはうれしいセット。
お酒が苦手な方にはノンアルコールの
ドリンクのご用意もあるのでご安心を。
お月見には欠かせない月見団子はもちろん、
季節のおつまみも味わえますよ。
当日は、舟に乗り込む前に旅館でお食事をいただきます。
御花の料亭が守り続けているやさしいまろやかな出汁を基調に、
豊かな有明海と肥沃な筑後平野が育てた旬の食材を使った
和食のコース料理は、彩りも美しい秋の味わいです。
その料理の内容は毎月、季節の移ろいに合わせて変わるのだそう。
季節の料理に舌鼓を打ちつつ、
夜の舟出では船頭の歌う舟唄に耳を傾けながら、
昼間の川下りとはまた違った夜の宴を体験できそうですね。
満月前後以外の日にちでも「夜の貸し切り舟プラン」で
夜の川下りやお食事を楽しめるとのことで、
詳しくは御花のHPをご覧ください。
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御花の歴史は、江戸時代に遡ります。
初代柳川藩主立花宗茂を藩祖とする立花家5代藩主の時代に、
立花家の別邸として建てられたことが始まりです。
江戸、明治の激動の時代を経て、昭和の戦後、
1950年に料亭旅館〈御花〉として創業しました。
江戸時代のころ、柳川の人々から「御花」の愛称で呼ばれ
親しまれていたことが屋号の由来なのだそう。
地元に愛されたお屋敷だったのですね。
立花家によって代々、守り受け継がれている柳川藩主立花邸 御花。
文化財を含む敷地は7000坪すべてが国指定名勝に指定されており、
クロマツに囲まれた立花氏庭園も圧巻です。
立花家の迎賓館として建てられた西洋館、史料館などを
見学しつつ柳川のまちなみを散策するのがおすすめですよ。
秋の訪れを感じながら、
月夜の川下りや歴史情緒あふれる柳川で
特別なひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか?
information
柳川藩主立花邸 御花
Web:柳川藩主立花邸 御花
住所:福岡県柳川市新外町1番地
Tel:0944-73-2189
お舟の上でお月見を楽しむ宿泊プラン
日程:2022年9月8日~12日/10月7日~12日/11月5日~11日
料金:35190円~(2名1室利用時1名あたり、2食付き、税・サービス料、宿泊料込)
人数:1日3組を予定
予約:公式サイトから受付
*価格はすべて税込です。
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