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posted:2021.7.29 from:山口県 genre:アート・デザイン・建築
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Riho Abe
阿部里歩
あべ・りほ●栃木県出身。「出身は群馬だっけ?それとも茨城?」と覚えてもらえないことが悩み。好きな観光地は四国と別府。旅先での楽しみは、その街の人と話しをすること・伝統工芸品を買うこと。ガイドブックに載っていないようなものを見つけるのも密かな楽しみ。
2021年7月1日(木)から12月31日(金)まで、山口県央連携都市圏域
(山口市、宇部市、萩市、防府市、美祢市、山陽小野田市、島根県津和野町)を会場に、
〈山口ゆめ回廊博覧会〉が開催中。愛称は「ゆめはく」。
ディレクターには、〈BEPPU PROJECT〉代表理事の山出淳也氏や
〈graf〉代表の服部滋樹氏らを迎えています。
ゆめはくは、「7つの市町でつなぐ、7色の回廊」をコンセプトに、
圏域の市町が持つ伝統や文化、 自然といった魅力を7つのテーマ、
「芸術」「祈り」「時」「産業」「大地」「知」「食」に分類し、
そのテーマに沿ったイベントを圏域全体で展開。
特別な場所で体験するアートと食のコラボレーションや、
普段は入ることができない場所をご案内する特別なまち歩きなど、
それぞれの地域の特徴を生かした190以上ものプログラムを用意。
7市町のさまざまな会場で開催されます。
ここでは、気になるイベントをいくつかピックアップしてご紹介していきます。
来たる9月19日(日)〜 21日(火)の3連休には、
国内外で食やアートを融合した活動を行うアーティスト・船越雅代さんによる
予約制のイベント
「Yumehaku Art & Food in RURIKOJI 『Osmosis 滲透』」を開催。
開催場所は、山口市〈香山公園〉の瑠璃光寺五重塔・満月の庭 にて。
世界中を旅し、歴史や風土、食材や文化などを綿密にリサーチし、
その土地だからこそ派生する食のプロジェクトを手がける船越さんが、
圏域を巡る中で見出した言葉「Osmosis(オズモウシス)滲透」に導かれ、
構成・演出していくそう。
地球上の生命の源であり、
その環境によって様態を変化し流動する“水”がテーマ。
豊かで多様な水を湛えた山口と、その美しい水によって育てられた自然の造形、作物。
水のミクロの視点に近づき、
滲透していくその細胞に意識を近づけてみる、という内容です。
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11月12日(金)〜14日(日)の3日間には、
宇部市で予約制のイベント
「Yumehaku Art & Food in TOKIWA museum『つみくさあそび』」を開催。
越後妻有・大地の芸術祭でも作品を発表している
〈指輪ホテル〉演出家の羊屋白玉氏が、
宇部市在住の料理人とタッグを組んで、植物たちの不思議な世界を演出します。
舞台となるのは、世界中の植物が集まる
〈ときわミュージアム〉内の「世界を旅する植物館」。
観客は植物たちに導かれ、照明や音響によって一変した植物館を巡っていきます。
そして、その幻想的な空間の中で、食事をいただくという内容です。
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11月末には、宇部市の〈ときわ遊園地〉で、
市民参加型のイルミネーションイベント
「TOKIWAファンタジア」がスタートします。
毎年恒例のイベントに全国で活躍するアーティストの作品を加えた
アートな空間で、ときわ公園の冬を彩ります。
こちらのイベントは、2022年1月16日まで開催予定。
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そして、小さな子どもでも参加できる
高橋匡太さんによるワークショップ「7市町のひかりの実」。
笑顔が描かれた袋を集めて、LEDの小さな光を入れて樹木に吊り下げます。
色とりどりの光の実はとても幻想的です。
開催日・場所などの詳細は近日公開予定です。
ゆめはくの公式Webサイトで続報をチェックしてみてください。
ほかにも、8月末に山口市〈YCAM〉で
日本最強の爆音映画祭「爆音映画祭2021」の開催や、
9月頃には津和野町の秋の風物詩である芋煮を堪能する
「芋煮と地酒の会」などさまざまなイベントを開催予定。
公式Webサイトでは、エリアやイベントのジャンル、
開催月などからもプログラムをサーチできるので、
ぜひチェックして気になるイベントに参加してみてください。
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「山口ゆめ回廊博覧会」
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