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posted:2020.12.22 from:広島県府中市 genre:買い物・お取り寄せ
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer profile
Emi Ishida
石田絵美
いしだ・えみ●埼玉県出身。ファッションやカルチャーを軸に、WEB・紙媒体で編集・執筆を行う。旅行では地元のみなさんが集まる食堂や居酒屋を訪ねるのがマイルール。酒とおいしいものをこよなく愛する飲兵衛。
えんぴつを削るようシャープナーから削り出される
フレングラスツール、その名も〈木聞器(ききき)〉。
木聞器は、空間全体を香りで満たす
従来のフレングラスツールとは異なり、
自分だけの香りを楽しむというコンセプトの元でつくられています。
しゃりしゃりと木を削る音、花のように咲く木片、
ふわっと広がる香りなど、五感で楽しめる商品となっています。
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はじめて木聞器を購入するならば、煎茶の杯のような形のシャープナーと
香筆(こうひつ)と呼ばれる木の棒がセットになっている
スターターセットがおすすめ。
シャープナーは広島県府中市で代々
木型製作を営む小さな町工場の職人の熟練の技で
天然の無垢板から精密に削り出してつくられています。
また、香筆は香木で有名な白檀や沈香のような特別な木ではなく、
「ひのき」「すぎ」「ひば」などの
私たちが身近に使っている木を用いているのも特徴です。
「ひのき」や「ひば」は木の密度が高く、
削ると木片が花のようにきれいに咲き、
「すぎ」は密度があまりないので「ひのき」ほど
きれいな木片にならないのだとか。
それぞれの樹木が持つ個性を楽しむのも木聞器の魅力のひとつ。
このほか、「ねずみさし」や「くすのき」、
「もみ」、「屋久すぎ」などもラインナップされています。
たとえば仕事中の休憩時間やアイデアが欲しいとき、
作業の手を止めて鉛筆のように木を削るという時間が
心を落ち着かせてくれます。
削りたての木の香りで深呼吸すると
お茶を一服するように日常の喧騒からホッとひと息つけるはず。
また、子どもと一緒にいろんな木を削って、
それぞれの木の香り、硬さ、色、木目の違いを楽しみながら
樹木について学ぶツールとして使うのも良さそうです。
人々が普段の生活の中で身近に使ってきた樹木を用い、
「香り」の面からそれぞれの木の個性を楽しみながら、
木と共に暮してきた人々の知恵を再発見するプロダクト〈木聞器〉。
リラックスタイムのお供や、
大切なひとへの贈り物にいかがですか?
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