神棚の新しいかたち。 岐阜の宮大工の意思を受け継ぐ〈GIRIDO〉

神棚を現代的に解釈。まちの木工メーカーの新しい挑戦

昔はどこの家庭にも必ずあった神棚。
それが現在、時代の波にのまれ、姿を消しつつあります。

神様を家に祀るというのは、本来とても尊く、ご利益のあるもの。
その文化を現代にも継承しようと、昨年の冬に
岐阜県北方町の木工メーカー〈woodpecker(ウッドペッカー)〉が
〈GIRIDO(ギリド)〉という新しい家庭用神棚ブランドを立ち上げました。

代々神仏具製造を行う家系に生まれた福井賢治さんが立ち上げた木工メーカーwoodpecker。
GIRIDOはそのwoodpeckerを中心に、手工業デザイナーの大治将典さん、
神社建築や神棚製造の老舗・唐箕屋本店と手を組み、プロダクトを発表しています。

左から唐箕屋本店代表取締役の小保田庸平さん、〈woodpecker〉の福井賢治さん、手工業デザイナーの大治将典さん。

左から唐箕屋本店代表取締役の小保田庸平さん、〈woodpecker〉の福井賢治さん、手工業デザイナーの大治将典さん。

商品名となっている“ギリド”とは、「ギリ戸」という
神社の御扉(みとびら)を造る際に用いられる特殊な技法のこと。

御扉を開閉する際「ギギギィ」と音が鳴りますが、
これは神様にお会いできる合図となる、神聖な音なのだそう。
そんな語源を持つ「ギリ戸」という言葉に敬意を払い、ブランド名として命名されました。

開閉時に音が鳴り響く扉がついた、伝統的な置き型。 45,000円(税抜)。高さ355×幅306×奥行115mm。

開閉時に音が鳴り響く扉がついた、伝統的な置き型。 45,000円(税抜)。高さ355×幅306×奥行115mm。

軽量で壁掛けもできる壁掛け型。裏側にキーホールと磁石があり、壁を大きく傷つけることなく画鋲などで簡単に取り付けることが可能。扉は開閉できないため、音は鳴りません。25,000円(税抜)高さ303×幅207×奥行き42mm。

軽量で壁掛けもできる壁掛け型。裏側にキーホールと磁石があり、壁を大きく傷つけることなく画鋲などで簡単に取り付けることが可能。扉は開閉できないため、音は鳴りません。25,000円(税抜)高さ303×幅207×奥行き42mm。

神社仏閣を感じられる棚板「欄干」20,000円(税抜)。幅423×奥行き247×高さ85mm。

神社仏閣を感じられる棚板「欄干」20,000円(税抜)。幅423×奥行き247×高さ85mm。

柔らかな曲線の棚板「雲」18,000円(税抜)。幅423×奥行き247×高さ85mm。

柔らかな曲線の棚板「雲」18,000円(税抜)。幅423×奥行き247×高さ85mm。

GIRIDOは、神棚の扉を現代的に再解釈し、
「神棚は使うための道具である」という言い伝えから、
機能性や使いやすさ、そして革新性を追求。

現代生活によりフィットするよう設計しつつ、
神棚の神聖さや厳かな雰囲気も感じられるデザインとなっています。

「woodpeckerでは“いちょうの木のまな板”を主にした
「木の暮らしの道具」の製造販売をしています。
私のルーツともなった家業の神仏具製造に携わるなかで、
近年“神仏”に対する日本人の価値観が急激に変化していると実感しました。

しかし、日本人の心の奥には、家族や大切な人の日々の無事や
しあわせを祈る気持ちはしっかりと刻まれていると思っています。
その気持ちはあっても、生活様式が変化したことにより、
自宅から神棚が消え、手を合わせお祈りする場所も
習慣もなくなってしまったのではないか、と感じたのです。

日本人の神仏に対する価値観や習慣を、少しでも良い方向へ導きたい。
そして、日本人の根底にある温かい「こころ」にいつも触れることのできる、
豊かな社会にしたい。そんな願いを込めて、
このたび、デザイナーと宮大工と共に、とことん「本物」にこだわりつつも、
新しさも持ち合わせた、令和時代のための家庭用神棚を世に送り出します」
とwoodpeckerの福井さん。

壁掛け型はこのような感じでお部屋に馴染んでくれます。

壁掛け型はこのような感じでお部屋に馴染んでくれます。

とても洗練されたデザインなので、インテリア感覚でお部屋に取り入れたいですね。
神棚文化の新しい道を切り開くGIRIDO。
ご興味ある方はぜひ注目してみてください。

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