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posted:2020.4.24 from:滋賀県湖南市 genre:ものづくり
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。
滋賀県でベビーフードの〈manma 四季の離乳食〉の
製造から販売まで行っている〈株式会社はたけのみかた〉が、
この春、取引している契約農家の背景に迫ったインタビューサイト
「私たちは農家ではなかった――「農」を選んだ人々の記録」をオープンさせました。
農業と子育て世代との接点づくりをミッションに、滋賀県の農家の方々が
丁寧に作った野菜を使い、赤ちゃんが安心しておいしく食べられるよう
〈manma 四季の離乳食〉を展開している〈はたけのみかた〉。
学生団体での活動を通して農業に心動かされ、
「農業で、社会の課題を解決したい」と、
会社を立ち上げた代表の武村幸奈さんは、まだ20代。
けれども大学時代から地道に農家の人々と信頼関係を築き、
農業と向き合い続け、事業の幅を広げています。
今回オープンしたサイトでは、取引している農家の方々ひとりひとりに迫り、
普段表で見ることのない、ひたむきな農業への想い、
働くことへの考えなどを長期間取材し、記事として掲載。
農家の方の生半可ではない生き様がありありと映し出され、
普段手に取る農作物に対しての考えが改まるほど、
読み応えのある内容となっています。
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「“子どもができてから、食べ物に気を遣うようになった”
ある時、そんな声を聞きました。
子どもを持つというのは、自分以外の命に責任を持つということ。
だからこそ人は親になった時、食べもののことも、
今まで以上に真剣に考えるようになるのかもしれません。
はたけのみかたは元々、日本の農業の活性化を目指して創業した会社です。
離乳食を通じて、もっと農業に親しみを持ってほしい。
そんな想いから〈manma〉の裏側のラベルのひとつひとつに、
その日の原材料の農家さんのお名前が載せられています。
“どんな人に、どのように育てられた野菜なのか”
それは子どもを持った人々にとって、味や値段と同じくらい気になるもの。
ひとつひとつの野菜が生まれた背景。それを追求していくと、
ひとりひとりの農家さんの「人生」にまでたどり着きます。
滋賀県で、愛情と情熱を持って野菜と向き合う個性豊かな農家さんたち。
それぞれ今の仕事にたどり着くまでには、数多くの偶然や、決断がありました。
更なる美味しさと親しみを届けるために。そして、畑と食卓との距離を一層近いものにするために。
私たち自身が彼ら/彼女らのことを深く知り、そして皆さんに届けたい。
そんな想いから、このWEBサイトをつくりました」と武村さん。
このサイトを通して、私たちは食べること、
そして生きることについて深く想いを巡らせることができそうです。
〈はたけのみかた〉の新たな取り組み、ぜひチェックしてみてください!
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私たちは農家ではなかった――「農」を選んだ人々の記録
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