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今ある地域資源×アートの試みが開花。
春の八戸は見どころたくさん!

コロカルニュース

posted:2020.3.5  from:青森県八戸市  genre:活性化と創生 / アート・デザイン・建築

PR 八戸市

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

writer profile

Yu Ebihara

海老原 悠

えびはら・ゆう●コロカルエディター/ライター。生まれも育ちも埼玉県。地域でユニークな活動をしている人や、暮らしを楽しんでいる人に会いに行ってきます。人との出会いと美味しいものにいざなわれ、西へ東へ全国行脚。

地域資源を生かしたアートのまちづくりに取り組んできた八戸。
3月4月の見どころを紹介

北東北を代表する中核都市青森県八戸市。
このまちが今、アートのまちとして発信し始めています。
ただ、国内外のアーティストを招聘したり、
芸術祭を催すという試みとは趣旨が異なり、
今ある地域資源と芸術的視点をいかに融合させるかを目的とした、
長期的な計画のもとで「アートのまちづくり」を進めているのが八戸市なのです。
3月、4月に行われる予定の注目のイベントを例にご紹介しましょう。

南郷アートプロジェクト『しまもりさいじき』上映展示

地元小学生が、昔の小学生のエピソードを再現。

地元小学生が、昔の小学生のエピソードを再現。

南郷アートプロジェクトは、八戸市南郷地域を舞台に2011年にスタートした、
アートで地域の魅力を再発見するアートプロジェクト。
これまで、地域資源にダンスや演劇、美術をかけあわせたプログラムを、
地域の方やアーティストと一緒に行い、2019年度のプログラムとして、
地域の「記録」と「記憶」を残す「島守ダンス映画製作プロジェクト」を実施してきました。
そして、ダンスをモチーフとした映像作品『しまもりさいじき』を発表。
今回、南郷島守地域を舞台に、
約8か月にわたって制作したこの『しまもりさいじき』と、
撮影で使用した小道具などを〈八戸市南郷文化ホール〉に展示します。

地元のりんご農家さんが出演し、りんご畑で撮影が行われた。

地元のりんご農家さんが出演し、りんご畑で撮影が行われた。

地域の行事「虫追いまつり」をイメージしたシーンを地元中学生と撮影。

地域の行事「虫追いまつり」をイメージしたシーンを地元中学生と撮影。

映画は、「平家の落人の里」だったという言い伝えがある南郷島守地域が舞台。
島守の民俗芸能、地域の催事・祭事・行事、季節の風景、
かつて行われていた風習をイメージ・再現して、映像化。
その姿はどこか幻想的に感じられます。
作品は春夏秋冬の4つの章で描かれ、3面スクリーンで上映されるのが特徴。
また、会場の入退場は自由なので、季節ごとや、
自分の見たいシーンだけという鑑賞方法も可能です。

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『しまもりさいじき』上映展示

展示情報

映画上映(ループ上映)、小道具展示

2020年3月7日(土)~3月15日(日) 10:00~16:00  ※3月9日(月)を除く

※新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、15日(日)に予定していた舞踏と音楽のパフォーマンス、トークは中止させていただきます。

会場:八戸市南郷文化ホール  

入場無料(入退場自由)

脚本・監督・撮影・編集・展示構成:飯名尚人(映像作家・演出家)

振付・演出:田村一行(舞踏家・大駱駝艦)

出演:田村一行・高桑晶子・塩谷智司・鉾久奈緒美・小田直哉・坂詰健太・阿蘇尊(大駱駝艦)、八戸市南郷島守地域の皆さま、エキストラの皆さま

主催:八戸市

助成:平成31年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業

お問合せ先:八戸市まちづくり文化推進室

青森県八戸市内丸1-1-1

TEL:0178-43-9156

FAX:0178-41-2302

E-mail:75info@nangoartproject.jp 

Web:https://nangoartproject.jp/

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八戸ポータルミュージアム はっち DASHIJINプロジェクト『八戸三社大祭スモールワールド』

2018年度の『DASHIJIN LAND (ダシジンランド)』

2018年度の『DASHIJIN LAND (ダシジンランド)』

八戸ポータルミュージアム はっちは、八戸市中心街に2011年2月にオープンした、
新たな交流と創造の拠点です。
八戸の魅力を凝縮して展示する八戸観光の入口(ポータル)であり、
シアターやギャラリーはアーティストや市民の活動の場として活用され、
誰でもふらっと立ち寄れるカフェやショップもある、身近な施設です。
また、館内にあるレジデンス施設を活かし、
アーティストが滞在しながら、市民とともに、
地域の文化に迫り地域資源の新たな価値を発見する
アートプロジェクトを展開しています。

そんなはっちで行われているのが、
八戸三社大祭に関わる人々の活動や、その表現力、創造力を、
より多くの人たちと楽しみながら確かめ合う場を創り出し、
山車(だし)づくりやそれに伴う地域の力を未来に継承するために
育てていく『DASHIJIN(だしじん)』プロジェクトです。

『DASHIJIN LAND (ダシジンランド)』

『DASHIJIN LAND (ダシジンランド)』では、山車で使われた龍が飾られた。

2018年度は市民、山車組関係者、アーティストによるワークショップで制作した
造形物で装飾する小さな遊園地『DASHIJIN LAND (ダシジンランド)』を開催したほか、
八戸三社大祭の次世代を担う小学生を対象とした、祭り教育プログラムを実施しました。

2018年度のワークショップの様子。

2018年度のワークショップの様子。

そして、今年は「八戸三社大祭スモールワールド」。
山車組のみなさんやアーティスト、子どもたちから大人まで
みんな一緒にワークショップで「八戸三社大祭スモールワールド」を制作。
そして、4月3日からの3日間、八幡馬型足こぎ四輪車をこいで巡る、
「八戸三社大祭スモールワールド」をお披露目とする予定でしたが、
新型コロナウイルス感染症の予防から、
ワークショップやイベントはすべて中止に……
残念ではありますが、『DASHIJIN』の今後の展開に期待しましょう。

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八戸ポータルミュージアム はっち

住所:青森県八戸市三日町11-1

TEL:0178-22-8228

FAX:0178-22-8808

E-mail:hacchi@city.hachinohe.aomori.jp

Web:https://hacchi.jp

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2021年には新美術館がオープン予定

〈八戸市新美術館(仮称)〉

〈八戸市新美術館(仮称)〉

「アートのまちづくり」の中核施設となる新美術館の整備が進められています。
〈八戸市新美術館(仮称)〉は、1986年に開館した八戸市美術館を建替え・新築して、
2021年度にオープンする予定の新しい美術館。
「種を蒔き、人を育み、100年後の八戸を創造する美術館
~出会いと学びのアートファーム~」
というビジョンのもと、「美術館」としての基本的な役割に、
「アートの学び」「アートのまちづくり」を加えた、
3つの役割を融合させた美術館となる予定です。

過去に行われたワークショップ例。

過去に行われたワークショップ例。

3月28日(土)には、〈はっち〉にて、
アートを真ん中に出会い、学ぶ“場”について市民の皆さんと語り合う交流イベントを開催予定。
新美術館が目指す“アートファーム”とは? どんな人がどんなアートを媒介に出会い、
何が生まれるのかを想像しつつ、みんなで語り合いながら、
市民と美術館との新しい関係についてイメージを探るための会です。

まちづくりはその変化の過程が一番おもしろいことでしょう。
アートを生かしたまちづくりをより加速させる方向へと舵を切り、
積極的に変わっていこうとする八戸をぜひ体感してみてはいかがでしょうか。

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市民が耕すアートファーム ~アートを真ん中に出会い、学ぶ“場”について話そう

開催日:2020年3月28日(土)14:00~16:30(開場 13:30)

会場:八戸ポータルミュージアム はっちシアター1

住所:青森県八戸市三日町11-1

定員:40名程度(先着順)※先着順につき定員になり次第受付終了

参加申込について:電話、FAX、メールにて新美術館建設推進室まで

TEL:0178-45-8338

FAX:0178-24-4531

Web:http://www.city.hachinohe.aomori.jp/art/

※新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、開催を延期させていただきます。開催時期が決まり次第、八戸市美術館HPなどでお知らせいたします。

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