今年も「みて、きいて、刺す」。 青森県・弘前〈こぎんの学校2019〉

「みて、きいて、刺して深める」一日

2019年9月1日(日)、青森県弘前市の弘前市民会館で
〈こぎんの学校2019〉が開催されます。 
こぎんの刺し手であればふれてみたい、長年津軽で刺し伝えられてきた本物のこぎんに触れ、
歴史や技術を学ぶことのできる貴重な機会です。

高橋寛子さんの遺作

こぎんを刺し伝えてきた高橋寛子さんの遺作。昨年のこぎんの学校で展示されました。

江戸時代、倹約のため麻物しか着ることの許されなかった津軽の農民たちが、
保温や補強のため、麻布に麻糸や綿糸で刺し子を施すようになり
生まれた「津軽こぎん刺し」。
木綿の着物が手に入るようになり一度廃れたものの、民藝運動で注目をされ、
今では趣味手芸のひとつとして、多くの人に親しまれています。

昨年のこぎんの学校の様子

昨年のこぎんの学校の様子。Koginデザイナー山端家昌さん(青森県おいらせ町出身、東京都在住)の解説のもと、かつて実際身につけられていた着物「古作」に施されたこぎんを間近に見て、模様などを研究しました。

こぎんは津軽の宝

こぎんの学校は、こぎん刺し作家の作品等を販売する弘前市の〈津軽工房社〉と、
こぎん刺しの魅力を地元女性ライターの視点で紹介する雑誌『そらとぶこぎん』が
昨年共同ではじめた事業です。

『そらとぶこぎん』表紙

1年をかけて深く取材が行われる『そらとぶこぎん』の表紙。2017年創刊で、現在まで3号発行されています。

『そらとぶこぎん』の編集長は、
地元紙で長く取材を続けて来た鈴木真枝さん(青森県弘前市出身、青森市在住)。
趣味としてこぎん刺しを楽しむ人が増えたことで、
図案や小物の作り方を紹介する「手芸本」は多くあるものの、こぎんを刺し伝え、
現代に残すことに貢献した「つくり手」についてまとめた文献がないことに気がつきます。
「こぎんは津軽の宝。子どもたちの代にも津軽の女性たちの歴史とともに残していきたい」
と考え、発刊に至りました。

Recommend 注目のコンテンツ

Special 関連サイト

What's New 最新記事