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“茶室”を現代的に解釈。
奥浅草に旅館
〈茶室ryokan asakusa〉がオープン

コロカルニュース

posted:2019.8.6   from:東京都台東区  genre:旅行

〈 コロカルニュース&この企画は… 〉  全国各地の時事ネタから面白情報まで。
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writer profile

Kanae Yamada

山田佳苗

やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。

日本の情緒漂うインバウンド向け旅館

浅草仲見世などの華やかな観光地の喧騒から少し離れ、
生活者が息づき、花街の香りが色濃く残る奥浅草。

7月20日(土)、ここにインバウンド向けの都市型旅館、
〈茶室ryokan asakusa(チャシツ・リョカン・アサクサ)〉がオープンしました。

露地に見立てたエントランス、足湯のできる待合、
にじり口を彷彿とさせる小さな扉など、茶の湯の精神と茶室をモチーフにした同ホテル。

茶室のにじり口をモチーフにした部屋の入り口

部屋の入り口は一度頭を下げて入ります。別世界への気持ちが切り替わる役割のある茶室のにじり口をモチーフにしているそうで、にじって通ることで母胎回帰を体験する意味もあったそう。

館内の網代(あじろ)天井

網代(あじろ)天井が特徴の館内。日本の伝統工芸技術で、茶室の伝統的な仕上げ材のひとつです。

天井を低く抑えたミニマルな客室は、母胎回帰を連想させ
包み込まれるような落ち着きと、日本の居室文化の中で
育まれた空間づくりの工夫が詰め込まれています。

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空間に奥行きを生む手漉き和紙の障子、季節を感じさせる掛花、
内と外を曖昧にする坪庭、風炉先屏風や襖、御簾など、
細やかなところも当時の茶室を彷彿とさせる美しい仕様に。

また、最上階には下町を一望できる露天風呂が。
もちろん浅草スカイツリーもしっかり見えます。

建物デザインを手がけたのは、自然と建築を一体的に捉えた
設計によって、国内外で高い評価を受ける建築家の前田圭介氏。
今回、“庭屋一如”の考え方から茶室、路地、坪庭といった
日本の建築様式を現代的に解釈したのだそうです。

奥浅草の街並み

艶のある街・奥浅草。昔ながらの商店街、歴史を重ねた料亭、カウンター割烹、お好み焼き、蕎麦屋、芸子さんを中心として花街文化など、古きよき日本の趣を感じる魅力が満載。

浅草の風情ある空気にふさわしい〈茶室ryokan asakusa〉。
日本に海外からの友人がやってきた際、
案内したいホテルがまたひとつ増えました。

information

map

茶室 ryokan asakusa

所在地:東京都台東区浅草3-32-12

アクセス:地下鉄銀座線浅草駅、地下鉄浅草線浅草駅徒歩8分、つくばエクスプレス浅草駅 徒歩7分

TEL:03-5808-9021

Web:茶室ryokan asakusa 問い合わせフォーム

予約サイト:オンライン宿泊予約サイト

メール:info@cyashitsu.com

宿泊プラン:朝食付きプラン(2名利用時の1名料金) 茶室 12,500円〜|茶室浅草 15,500円~|茶室グランシェル 19,500円~|茶室Suite 殿 19,500円~|茶室Suite 襖 19,500円~|茶室Suite 杉 19,500円~

※素泊まりプランもあり

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