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コロカル編集部
秋田県の県庁所在地、秋田市。
ここにガラス作家になることを夢見て、全国から若者たちが集まる場所がある。
ものづくりへの思い、そして秋田の魅力を聞いてみた。
秋田市西部に位置する新屋地区では、
良質な湧水と水運を利用して運ばれる米をつかった醸造業など地場産業が発達した地域だ。
2013年4月には、同地区に短期大学から移行した秋田公立美術大学が開学し、
新旧の「ものづくり」の機能が備わった。
そして、地域とものづくりを結びつける拠点として、
2017年7月に完成オープンしたのが〈秋田市新屋ガラス工房〉だ。
ガラスの制作体験ができるガラススタジオやギャラリー、アトリエ、カフェなどの施設を備え、
地域住民が気軽に「ものづくり」に触れられる空間となっている。
また、美術大学の学生や若手アーティストが活動。
まさに、ものづくりに携わる若手育成の場である。
ここで活動する新人アーティストは、5年間の育成期間を経て、世へ羽ばたいていく。
〈秋田市新屋ガラス工房〉には、全国からアーティストたちが集っている。
そのうちの一人が、2018年春からガラス作家として活動する田中里姫(たなかさき)さんだ。
田中さんの出身は、青森県陸奥市。
いつかは地元を離れようと決めていた田中さんは、
大学進学を機に慣れ親しんだまちを後にし、秋田での学生生活を始める。
「美大に行きたいとその時の担任の先生に相談したら、
秋田公立美術大学を薦められて。秋田公立美術大学は、
初めから専攻を決めるのではなく、
2年間学んだ後に専攻を決められるところに魅力を感じて進学を決めました」
2年間さまざまな素材や技法について総合的に学んだあと、「ガラス」を選んだ田中さん。
ガラスと向き合うにつれ、いつの間にかその魅力にハマってしまった。
「とにかく楽しい! ガラスの表情をもっと見たい。
もちろん失敗したらやり直しなんですけど、飽きることはありません!」
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若手アーティストの毎日は忙しい。8時に出勤し、スタジオの様子をチェック。
17時までは工房の仕事に勤しむ。
「普通のガラス工房とは違い、自分の作品を作る以外に、
お客さんにガラスを作っている姿を見てもらったり、
ガラスづくりの体験をお手伝いすることもあります。
地域の人と触れ合いながら、ガラスの魅力を伝えることも大切な仕事のひとつです。」
そして、通常の就業時間以外が自分の作品づくりに没頭できる時間だ。
プライベートの時間まで費やすほど、ガラスに魅せられた田中さん。
休館日(毎週火曜日)も作品のアイデアを考えたりと、毎日がガラスでいっぱい。
「私の場合は、先に作品のコンセプトやデザインを考えるのではなく、
ガラスと向き合いながら、手を動かしてできたものを生かしています。
「これ、ガラスなの!?」って驚いてもらえるような作品づくりをしたいですね」
作家としての修業の場に秋田を選んだ田中さん。
この地での活動を通じて感じる秋田の魅力とは?
「秋田市は、田舎でも都会でもないほどよい大きさで、
まちに活気があります。それが就職先に秋田を選んだ理由のひとつです。
カフェや居酒屋も充実していますし、美術館や水族館、動物園も近くにあります!
食べ物や日本酒も美味しくて、秋田にいて困ったことがないです」
つかの間の休みには、道の駅を巡ったり、
駅ナカの日本酒立ち飲みバーに行ったり、秋田ライフを満喫中なのだ。
さらに今年は、ものづくり仲間7人と秋田市のギャラリーで展示会を計画している。
「美大やガラス工房があり、地域が若手アーティストや職人を応援してくれている。
若手にとってベストな環境が整っています。
ネクストステップに向けた、工房での新人育成期間は5年間限定。
あっという間に終わってしまう気がしますが、
いつか秋田にアトリエを構えることができるような有名な作家になります!」
目をキラキラさせながらそう語る田中さん。
若手アーティストや職人の活動の場が少なくなってきている昨今、
秋田は地域ぐるみで若手の活動を応援し、
のびのびと作品づくりができる恵まれた場所のようだ。
田中さんが秋田を代表するガラス作家になる日が待ち遠しくなった。
移住を検討している人から、秋田にちょっと興味がある人までどなたでも参加OK!
参加費無料! 先輩移住者、市町村や企業の担当者と気軽に交流し、暮らしや子育て、仕事など、
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ご家族、ご友人を誘って参加してみては?
詳しくはこちら→「いいな♪ AKITA〜A生活探検移住フェア〜」
information
「いいな♪ AKITA〜A生活探検移住フェア〜」
開催日時:2018年10月27日(土)11:00(開場)〜17:00(入退場自由)
会場:EBiS303
住所:渋谷区恵比寿1-20-8 エビススバルビル内 JR恵比寿駅東口より徒歩3分
参加費:無料 ※ワークショップ申込の場合は別途料金がかかります
詳細はこちら “秋田暮らし”はじめの一歩
お申込みはこちらから! ニッポン応援女子部
お問合せ:いいな♪ AKITA〜A生活探検移住フェア〜事務局
担当:高倉 TEL:080-4632-3930(平日10:00〜17:00)
Mail:at189@pado.co.jp
主催:秋田県
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