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Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
2018年10月20日(土)、21日(日)、
大分県杵築市にて〈きつき大茶会〉が開催されます!
これは、杵築市にある城下町のあちこちでマーケットやお茶会、
ライブ、ワークショップなどが楽しめる盛りだくさんのイベント。
ちんどん奏者のさとうゆみさん(右から2番目)率いる、ひととまちとをつなぐ楽団〈ちんどん おてんきや〉。今年は切り似顔絵師/絵本作家のチャンキー松本さん(左から2番目)やきつき大茶会の応援ソングを手がけた岡田カーヤさん(左)も登場。ちんどん的パフォーマンスライブを繰り広げ、会場を盛り上げます。
大分県で開催される〈第33回国民文化祭・おおいた 2018〉と
〈第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会〉では、
「子どもからお年寄りまで、障がいのある方もない方も
誰もが参加し、楽しむことができるように」という思いを込め
「おおいた大茶会」というテーマを掲げているのだとか。
昨年開催されたプレイベントの様子。
杵築市ではおおいた大茶会のコンセプトを体現すべく、
古今東西の喫茶を感じさせるマーケットを中心にさまざまなイベントを展開。
プロデュースはクリエイティブユニット〈graf〉が手がけます。
客家という民族に1,800年伝わる伝統の穀物茶、客家擂茶の日本唯一の専門店〈客家擂茶(はっかれいちゃ)〉。
きつき大茶会のメインとなるのは、大分県内外から、
およそ50の出店者が集う茶々茶マーケット。「古今東西の茶文化」をテーマに、
お茶や飲みもの、お茶に合う焼菓子やパン、茶道具などが並びます。
杵築市大田に拠点を置く〈まめのもんや〉。大分県産の豆を使った品や体に優しいおやつとドリンクを提供。
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ぜひ体験したいのが、まちのあちこちで開催されるお茶会。
武家屋敷や会場内での野点、オリジナルの茶室などで、
秋にふさわしいお茶と、季節のお菓子がいただけます。
さらに当日は、ちんどん的パフォーマンスライブや、
落語、県内外のアーティストによるライブなども。
また、紙芝居や子どもたちが造形作家さんと一緒に竹で楽器をつくり
演奏するプログラムなど、小さなお子さんから楽しめる企画もいろいろ。
大分県で活躍する落語家、月亭太遊さん。きつき大茶会のために1日限りの落語を披露します。
もっと茶文化に親しみたい方には、ワークショップやトークがおすすめ。
九州の薬草を使ったブレンドティーワークショップや、
きつき紅茶と世界の紅茶のテイスティング会、
薬膳茶ブレンドワークショップなどが予定されています。
伝統茶{tabel}によるワークショップ。九州の薬草を使ったブレンドティーワークショップを開催します。
書家による茶にまつわる言葉を描くワークショップ。写真:志鎌康平
茶産地として栄えてきた杵築には、お茶の文化が根づいています。
当日は毎年仲秋の名月の時期に合わせて行われる〈城下町杵築 観月祭〉も同時開催。
杵築市城下町一帯が行灯(あんどん)の明かりと月明かり照らされます。
ぜひ行ってみたいですね!
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