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posted:2018.8.16 from:青森県八戸市 genre:活性化と創生 / アート・デザイン・建築
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writer profile
Chihiro Kurimoto
栗本千尋
くりもと・ちひろ●青森県八戸市出身。旅行会社勤務→編集プロダクション→映像会社のOLを経て2011年よりフリーライターに。主な執筆媒体はマガジンハウス『BRUTUS』『CasaBRUTUS』『Hanako』など。2020年にUターンしました。Twitter
青森県八戸市の臨海部にある、大規模な集合工場地帯。
クレーンやプラント、タンクなどが立ち並ぶ圧巻の工業景観の中に、
シンボルともいうべき大きな煙突があります。
2016年に役目を終えてまもなく解体がはじまる、その大煙突に
明かりを灯すアートプロジェクトを開催します。
東北初の火力発電所として誕生し、今年60周年を迎える
〈東北電力八戸火力発電所〉。その3号発電機の煙突は
120m の高さを誇り、八戸市の工業地帯において、
長らくシンボル的な存在であると同時に、市内で最も背の高い構造物でもあります。
なくなってしまう「大煙突のある風景」を記憶に残すための
ライトアップイベントを8月17日・18日の2日間に渡り開催します。
企画したのは〈八戸工場大学〉。
工場好きの市民と行政が協働で運営している〈八戸工場大学〉は、
講義、課外活動、サークル活動の3本柱で成り立つプログラム。
今回のアートプロジェクトは、火力発電所との共催で運営します。
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市民の生活はもちろん、地域の工場の操業も支えてきた大煙突は、
来月以降、解体に入ります。
その最後の立ち姿に向かって、これまで恩恵を受けてきた側である
私たちが生み出すエネルギーで光を当てるのが、今回のアートプロジェクト
「さよなら、ぼくらの大煙突」です。
電気をつくるのは、人力による自転車発電。
参加者が交代でエアロバイクをこぎ、
蓄電した電力でライトアップします。
10~15分蓄電して、実際にライトが当てられるのは、2~3分ほどで、
蓄電⇒ライトアップ⇒蓄電のサイクルを繰り返します。
プロジェクタによって明滅した星のような映像を投影するそう。
大煙突に「おつかれさま・ありがとう・さようなら」を。
最後の勇姿を見に、出かけてみては?
information
アートプロジェクト「さよなら、ぼくらの大煙突」
会場:東北電力八戸火力発電所敷地内(河原木字宇兵工河原1番1)
【開催概要】
8月17日(金)19:00~20:30 公開「試運転」
8月18日(土)19:00~20:30 「本運転」
※開場は30分前
会場:東北電力八戸火力発電所敷地内(河原木字宇兵工河原1番1)
参加無料、申込不要、荒天中止
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