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posted:2018.4.4 from:岐阜県岐阜市 genre:旅行
〈 コロカルニュース&この企画は… 〉
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コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。
writer profile
Yu Miyakoshi
宮越裕生
みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。
岐阜県〈長良川デパート湊町店〉にて、
電動三輪車「ウォーキングバイシクル」と着物をセットで借し出す
ユニークなサービスが始まっています。
このバイクのすごいところは、転びにくく立ったまま乗れるので、
着物でも乗れるところ。
スピードは歩くより早く、自転車より遅いぐらい。
このバイクに乗れば1キロや2キロはあっという間です。
電動アシストもついているので、ゆったりツーリングを楽しむことも。
これは楽しそうですね!
このサービスを始めたのは、長良川流域の観光と
まちづくりに取り組む〈NPO法人ORGAN(オルガン)〉さん。
お店のある湊町を着物で快適に散歩してほしいと、
以前から行っていたアンティーク着物のレンタルとコラボし、
2017年より着物とバイクのレンタルサービスを始めました。
ウォーキングバイシクルを手がけたのは、
国内有数の自動車部品メーカー〈片山工業〉(岡山県)さん。
目指したのは、歩くより早く、自転車より簡単な乗りもの。
「いつまでも自分の足で歩きたい」をコンセプトに、
ひとりでも多くの人に健康でいてほしいと開発を始めたのだとか。
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長良川のほとりは、もともと城下町として栄えたまち。
また、長良川上流の郡上からは杉などの木材、美濃からは美濃和紙、
下流の桑名からは海産物などが運ばれ、水運の川湊(かわみなと)として、
たくさんの人とものが行き交う場所でもありました。
鵜飼観覧船乗り場から続くまちなみは「川原町」と呼ばれ、
今でも築100年を超える日本家屋が軒を連ねています。
また、長良川領域には美濃和紙や竹を用いた提灯、うちわ、和傘を
はじめとしたクラフトもたくさん。
ORGANの皆さんは、そんな長良川の恵みをつくり手の思いと共に届ける
店をつくりたいと考え、クラウドファンディングで資金を募り、
2016年6月、築120年の町家に〈長良川デパート湊町店〉をオープンさせました。
お店には岐阜和傘や岐阜提灯、美濃和紙、郡上下駄、竹細工、
木工などの伝統工芸品が並んでいます。
湊町は、かつて岐阜市にある株式会社オゼキにて提灯の照明シリーズ「AKARI」を
手がけた彫刻家のイサム・ノグチさんも訪れたまち。
ぜひ一度いってみたいですね!
information
長良川デパート湊町店(ORGANキモノ併設)
営業時間:9:00〜18:00
住所:岐阜県岐阜市湊町45 長良川デパート湊町店2階
アクセス:バス:岐阜バス「長良橋」下車 徒歩2分(岐阜駅より約10分)/車:河川敷無料駐車場もしくは岐阜公園駐車場(有料 1回300円)から徒歩で10分。
休業日:年末年始
バイクの予約:ウェブ、電話または店頭にて受付。バイクが2台しかないため、貸出中の場合はご了承ください。
※身長140cm以上の方のみ。全長1200mm、全幅595mm、ハンドル高さ1080mmから1230mmです。
電話:058-269-3858
料金:バイク:3時間満喫コース:1500円(税込)30分ちょい乗りコース:500円(税込)/着物:浴衣 3800円(税抜)着物 5000〜7000円(税抜)※着物をレンタルの場合はバイクのレンタル料が500円引きになります。
Web:長良川デパート 長良川デパートFacebook ORGANキモノ Facebook ウォーキングバイシクル公式サイト
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